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「北方領土分割、法的根拠なし」

マトビエンコ露上院議長=東京都千代田区で2016年11月1日午後、大前仁撮影

 訪日中のマトビエンコ露上院議長は1日、首相官邸で安倍晋三首相を表敬訪問し、12月に予定するプーチン露大統領訪日について話し合った。その後、東京都内で記者会見し、北方領土問題について「(日露間で)島を引き渡すような議論はしていない。法的な根拠がないからだ。ロシアの主権は変わらない」と述べ、容易に譲歩しない姿勢を強調した。

     マトビエンコ氏はロシアが提案する北方領土での共同経済活動に関して「ロシアはさまざまな枠組みを用意している」と発言。先行経済特区として経済活動を進める案などを提案していることを明らかにした。一方、経済活動を実施する場合でも「ロシアの法的な枠組みで行われなければならない」と語った。

     マトビエンコ氏は3日までの滞在期間中に被爆地の長崎市を訪問する。米国の原爆投下について「人道上の犯罪だ」と語り、シリア情勢などで対立する米国をけん制した。【大前仁】

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