高成長してきたヤフーのオークションサービス「ヤフオク!」が曲がり角を迎えている。今年度前半の取扱高は前年より約3・5%増の4265億円程度にとどまった。背景には出品価格で買える「フリマ」アプリの流行で、オークション終了を待つのを嫌う消費者の増加があるようだ。

 ヤフオクはかつて「ヤフーオークション」として知られた、出品された商品の落札者を競りで決めるサービス。取扱高は2014年度に前年度より約9%増、15年度に約6%増と徐々に鈍化。今年4~6月は前年同期より2・7%増、7~9月も同4・4%増にとどまり、思うように成長できていない。

 宮坂学社長は1日の記者会見で「構造的要因として、(最大)1週間かかるオークションよりも、即決で買えるフリマがいい人が増えている」と消費者の志向の変化を指摘した。出品時の価格ですぐ買えるフリマ方式の競合相手「メルカリ」などが拡大している影響がある。ヤフオクも最近、フリマ形式での出品が可能な点を積極的にPR。宮坂氏は「即決での出品が増えてきている」という。

 一方、ヤフーはこの日の会見で…

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