はてな題詠「短歌の目」第12回10月

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1. 渋

あの夢をあの日彼処に捨てました銀杏並木の渋谷区神南

2. 容

貧小な容れものだった我がこころ溢れて怒り泣き朽ち果てる

3. テスト

届かずに戻りもせずに彷徨えるテストメールは光年の果て

4. 新米

「新米は美味しいから食べ過ぎちゃうね」「一年じゅう」と毎度の会話

5. 野分

野分去り落ちたリンゴでジャムを煮る修羅のこころも共に刻んで

テーマ詠「空」

故郷の初霜映すネットニュース空がナイフの色に輝く

 駆込み投稿（笑）