日本代表は大丈夫か? サウジW杯予選会場でテロ未遂
サウジアラビア内務省は31日までにサッカーのW杯アジア最終予選の試合会場で爆薬を詰めた車を使ったテロを計画していた疑いで4人の外国人を逮捕し、テロを未然に阻止したと発表した。サッカー日本代表はロシアW杯アジア最終予選でサウジアラビアと同じB組で、来年9月5日に同国内(会場未定)で試合する予定。この一戦が最終予選の最後の試合で、治安情勢との戦いも警戒が必要となりそうだ。
標的となったのは西部ジッダにある6万人収容の「キングアブドゥラー・スポーツシティスタジアム」。10月11日(日本時間12日)に行われたサウジとアラブ首長国連邦(UAE)の試合の際に、400キロの爆弾を積んだ車を競技場周辺で爆発させる計画だった。会場は当時、満員でサウジが3―0で勝利した。犯行グループはパキスタン人2人、シリア人、スーダン人の合わせて計4人でいずれも逮捕した。
同政府はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」とつながりがあり、サウジの治安要員へのテロを計画した2グループを解体し、計8人を逮捕したことも明らかにした。すべてサウジアラビア人で容疑を認めているとされるが、内務省はテロの詳細については明らかにしていない。
サウジ国内では7月、3件の連続自爆テロが発生。いずれも治安部隊と欧米関連施設の両方が狙われている。犯行声明は出ていないが、いずれもISによる犯行とみられている。
サッカー日本代表はサウジと同じ組で現在4試合を終え、勝ち点7の3位。一方、サウジは勝ち点10で首位に立っている。日本は15日にさいたまスタジアムでサウジと対戦。来年9月5日にサウジ国内で行うアウェー戦は、予選最後の試合となり、状況次第では本大会出場への大一番となる可能性もある。
開催国の治安情勢が悪化した場合、アジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)、両国の協会で協議し、会場を決定する。試合が困難と判断した場合、中立国での開催となる場合もある。12年のロンドン五輪アジア予選シリア―日本戦もシリア情勢の悪化でヨルダンのスタジアムに変更になった。
サウジ以外にも、3月にUAE、6月にイラクとのアウェー戦を行う予定。眼前の敵チームだけでなく、ハリル・ジャパンにとってはピッチ外での“見えない敵”への警戒も必要となりそうだ。