野村周平
2016年11月1日13時18分
2020年東京五輪・パラリンピックの開催計画見直しについて、小池百合子・東京都知事が選んだ調査チームは1日、新たな報告書を示した。このうちボート・カヌー会場は、現行計画の海の森水上競技場(東京都)についての2案と、長沼ボート場(宮城県)を活用する計3案を候補に挙げた。小池氏は、同日から始まった国際オリンピック委員会(IOC)などとの4者協議の作業部会に、都の考えとして提案する考えを明らかにした。
調査チームは、都が大規模施設をつくる計画となっている「ボート・カヌー」「バレーボール」「水泳」の3競技会場を中心に、経費削減のための見直し案を検討してきた。小池氏はチームの報告を受けて、「客観的に分析してもらった。都から複数の案を示し、作業部会で調整してもらいたい」と述べた。
ボート・カヌーは、従来の「海の森」を新設する案(整備費491億円)に代え、宮城県が誘致する「長沼」(同最大200億円)▽現行の「海の森」を費用を削減し大会後も施設を維持する案(328億円)▽艇庫などを大会後に壊して維持費を減らす仮設案(298億円)の3案を提示。海の森の常設案については、年間の収支が2億円の赤字となることや、完成後50年間で大規模改修費に102億円がかかる試算も示した。埼玉県が誘致していた彩湖(戸田市)は入らなかった。
バレーボールは、404億円で…
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