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鳥の餌「麻の実」湿らせ栽培 京都の男起訴

 鳥の餌として販売されている「麻の実」から大麻を栽培したとして、京都市山科区の男が大麻取締法違反(栽培)罪で起訴されていたことが分かった。発芽しないように加熱処理されていたが、男は湿らせて生育していたという。

     内装工の織部勇輝被告(31)は、9月に京都府警山科署に同法違反容疑で逮捕され、京都地検に起訴された。

     起訴状によると、妻と共謀して今年3~9月、自宅で水にぬらしたキッチンペーパーで大麻種子を包んで発芽させ、大麻草1本を植木鉢に移植して栽培したとされる。

     山科署によると、逮捕後の調べに「処理が不十分な麻の実があるとインターネットで知り、今年1月にホームセンターで購入した。約2カ月後に発芽に成功し、新芽を摘み取って4、5回吸った」などと供述したという。

     10月28日に京都地裁であった初公判で検察側は、織部被告が自宅の押し入れを改造してライトを設置するなどして栽培していたと指摘、懲役8月を求刑して即日結審した。

     厚生労働省監視指導・麻薬対策課などによると、麻の実は大半が輸入品で、発芽防止処理をするよう外為法に定められている。抽出検査で処理を確認しているといい、厚労省は「正規輸入品は全て検査しており、発芽は考えられない」としている。【花澤葵】

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