上場企業の2016年4~9月期の純利益は前年同期比で25%減り、上期としては4年ぶりの減益となった。大幅な円高進行や新興国景気の減速などが響いた。半面、販売数量の増加や合理化を支えに5割弱の企業は増益を確保した。下期にかけて業績は回復に向かう見通し。ただ、想定為替レートを実勢より円高方向に設定するなど先行きを慎重にみる企業も少なくない。
10月31日までに16年4~9月期決算を発表した501社(…
上場企業の2016年4~9月期の純利益は前年同期比で25%減り、上期としては4年ぶりの減益となった。大幅な円高進行や新興国景気の減速などが響いた。半面、販売数量の増加や合理化を支えに5割弱の企業は増益を確保した。下期にかけて業績は回復に向かう見通し。ただ、想定為替レートを実勢より円高方向に設定するなど先行きを慎重にみる企業も少なくない。
10月31日までに16年4~9月期決算を発表した501社(…
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