名古屋市の公園にばらまかれたうどん。見つかるのはいつも月曜日だった=10月17日撮影(提供・名古屋市東土木事務所)【拡大】
村上容疑者は「捨てたのは間違いないが、鳥に食べさせるためで管理を邪魔するつもりはなかった」と供述。店から離れた場所への投棄については「近所に迷惑がかかると思った」と説明しているという。店は日曜が定休日で、1週間分のゴミを月曜にまとめて捨てていたとみられる。
店がある名東区によると、うどん店から出る残飯は事業ゴミで家庭用として処分できず、民間業者に委託して回収してもらうが通常1キロ以下で50円以下の料金がかかる。
威力業務妨害罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。長期間の残飯投棄で逮捕というカレーうどんよりもカラ~い結末で、名店の評判に汚点がついてしまったことは間違いなさそうだ。
ばらまいちゃった事件簿
★くぎ(2014年11月) 走行中の車内から道路上にくぎを投げ捨てたとして、新潟県警は道路法違反容疑で運送業の男(65)を逮捕。車内からくぎ30本を道路にばらまいた
★画鋲(15年3月) 画鋲を公園にばらまいたとして、警視庁は偽計業務妨害容疑で無職の男(68)を逮捕。「ハトに餌をまく人たちが寄りつかないようにまいた」などと供述
★ゴキブリ(今年7月) 神戸市のスーパーでゴキブリをばらまいたとして、県警は威力業務妨害容疑で小学校事務員の女(56)を逮捕。鮮魚コーナー付近で10匹以上のゴキブリをばらまいた