日銀 今年度の物価見通し マイナス0.1%に下方修正

日銀 今年度の物価見通し マイナス0.1%に下方修正
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日銀は、経済と物価についての最新の見通し「展望レポート」を公表し、今年度の物価上昇率の見通しをこれまでより0.2ポイント引き下げて、マイナス0.1%に下方修正しました。実際に物価上昇率がマイナスになれば、平成24年度以来、4年ぶりとなります。
さらに、目標とする2%の物価上昇率を達成する時期の見通しを後ろにずらし、これまでの「来年度中」から「再来年度・平成30年度ごろになる可能性が高い」という表現に改めました。
これは日銀みずからが、黒田総裁の現在の任期である再来年の4月8日までに2%の物価目標を達成することは、困難だという見通しを示した形になります。