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長野ウッチャン、塩尻「東座」で舞台あいさつ 映画「金メダル男」
塩尻市が主人公の出身地という設定で公開されている映画「金メダル男」で、監督、脚本、主演を務めたお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(てるよし)さんが三十日、同市の映画館「東座(あずまざ)」で舞台あいさつをした。東座は製作のきっかけになった映画館で、映画にも登場する。内村さんは「映画を撮るなら塩尻でと思っていた。それが実現し、東座をスクリーンに残せて良かった」と感慨深げに語った。 東京五輪が開催された一九六四年に塩尻市に生まれ、何事にも一等賞を目指す主人公、秋田泉一の人生をコミカルに描いた映画。二十二日から東座を含む全国二百十館で公開されている。 内村さんは、二十年前に東座を取り上げた番組を見て塩尻を訪れ、老舗の風格が漂う同館や街の雰囲気を気に入って主人公の出身地にしたと紹介。一年前に塩尻で行ったロケの裏話も披露した。 夢を懸命に実現しようとする主人公の姿と自身を重ね合わせ「僕は映画を撮りたい一心で故郷(熊本県人吉市)から上京した。お笑いでデビューするとは思っていなかったが、こうして映画も製作できた。秋田泉一ではないが、今までやってきたことは無駄ではなかった」と振り返った。 舞台あいさつは、撮影でお世話になった塩尻に感謝の気持ちを伝えたいと、内村さんの希望で実現した。観客が「ウッチャンありがとう」などのメッセージを掲げて歓迎する姿も見られた。 映画を見た小口利幸市長は「内村さんが塩尻をこんなに気に入ってくれて感謝したい」と語り、東座の合木こずえ社長(57)は「映画に登場することで塩尻の良さを再発見できる。多くの人に見てもらいたい」と呼び掛けた。 (一ノ瀬千広) PR情報
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