北京市の次期市長に習近平氏の側近抜てきへ
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中国の首都・北京市の次の市長に、習近平国家主席の側近とされる幹部が抜てきされる見通しとなり、先週、共産党の重要会議で、初めて公式に「党中央の核心」と位置づけられた習氏への権力の集中を示した人事と受け止められています。
北京市の人民代表大会の常務委員会は、31日、会議を開き、国家安全委員会弁公室の副主任を務めてきた蔡奇氏を市長代理にすることを決めました。
蔡氏は、習近平国家主席が、沿海部の福建省や浙江省で勤務していたときの部下で側近の1人とされ、近く開かれる北京市の人民代表大会で市長に選ばれる見通しです。北京市長は、これまで、省のトップを経験した指導者や、北京市での勤務が豊富な幹部が務めることが多く、蔡氏は、異例の抜てきとなります。
中国では、先週開かれた共産党の重要会議「6中全会」で、習主席が初めて公式に「党中央の核心」と位置づけられました。このため、今回の決定は、指導部のメンバーが大幅に入れ代わる見通しの来年の党大会に向けて、習氏が、主要なポストに側近を配置したもので、習氏への権力の集中を示した人事と受け止められています。
蔡氏は、習近平国家主席が、沿海部の福建省や浙江省で勤務していたときの部下で側近の1人とされ、近く開かれる北京市の人民代表大会で市長に選ばれる見通しです。北京市長は、これまで、省のトップを経験した指導者や、北京市での勤務が豊富な幹部が務めることが多く、蔡氏は、異例の抜てきとなります。
中国では、先週開かれた共産党の重要会議「6中全会」で、習主席が初めて公式に「党中央の核心」と位置づけられました。このため、今回の決定は、指導部のメンバーが大幅に入れ代わる見通しの来年の党大会に向けて、習氏が、主要なポストに側近を配置したもので、習氏への権力の集中を示した人事と受け止められています。