いつもモンサント社に関するNewsは、何かしらの恐怖を感じるものが多いですよね。モンサントと言えば、遺伝子組み換え作物やベトナム戦争に使われた枯れ葉剤メーカー、それに関連した農薬(ラウンドアップ)販売などが代表としてあげられます。
しかし、今回、彼らの原点とも言える「ポリ塩化ビフェニル(PCBs)」という化学薬品について取り上げてみるとモンサント社の本当の姿(企業体質)が見えてきます。
既にポリ塩化ビフェニル(PCBs)の毒性は世界的にも認知されたものですが、モンサント社はその毒性とPCB汚染による人体への深刻な被害があったにもかかわらず、その事実を長い間隠してきたことが明るみに出ています。
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全世界的に支持されない理由 モンサント社の正体とは?
モンサント社は、もともと化学薬品やプラスチック、合成繊維のメーカーでした。そこで開発された「ポリ塩化ビフェニル(PCBs)」こそが会社を大きくするヒット薬品となったのです。
しかし、これが犯罪的環境汚染の始まりでした。PCBsは有毒性ダイオキシンの物質の部類に入り、その毒性はかなりもので、結局、日本を含め世界的に使用禁止物質の扱いになるほどでした。既に国際条約で2028年使用全廃が調印されていますが、現在はまだ正式な禁止にまで至っていません。
フランス人ジャーナリストがモンサント社の実態を暴露した著書『The World According to Monsanto』によると、モンサント社は1937年時点で「ポリ塩化ビフェニル(PCBs)」に有毒性があることは社内で確認されていたにも関わらず、国がそれを認め禁止に至るまでの40年間!、その事実を公表せず隠蔽して販売し続けていました。
その40年もの間に特にモンサントの工場があったアラバマ州では、PCB汚染といわれるがんや流産など異常発生により人体への深刻な被害が起きていました。しかし、これもモンサント社は事実を認めず徹底して隠匿し続けたのです。
1971年にミズーリ州でも同様の被害が発生しましたが、ここでもモンサント社は原因が明らかにPCB汚染と分かっていても、やはりこの事実を隠蔽し事実を認めませんでした。
今では、モンサント社は、ミズーリ植物園 にあるハーバリウム(植物標本保存施設)の建設に多額の寄付をしているそうですが、これは罪滅ぼしなのでしょうか??
そしてあのベトナム戦争。枯れ葉剤に使用された超猛毒オレンジ剤によるPCB被害は甚大なものになり、後遺症などの被害にあった帰還兵は集団でモンサント社に提訴しました。そこでもモンサント社は被害は認めず、原告側に補償金だけを払って終わりにします。
更に2007年にフランスでモンサントの子会社がPCBsを不法投棄し、ローヌ川流域、セーヌ川がPCB汚染汚染され、甚大な被害を及ぼしていたことが分かったのです。
これらの対応をみても、彼らのやってきた行為は明らかに犯罪的行為であり、これをひたすらに隠蔽しようとする企業体質からも一流優良企業の対応とは程遠いことが分かりますよね。
今でも海の生態系に危機的状況を作り上げていることが発覚!
そして、今回の新たな調査により、野生生物へも甚大な影響を及ぼしていることが発覚しました。ポリ塩化ビフェニル(PCBs)がシャチやイルカの生態系が危険にさらされていることが指摘されたのです。この有害物質によって、生殖低下が起き、繁殖ができなくなっているというのです。
(source:Study: Monsanto’s PCBs Causing ‘Severe Impact’ On Whales And Dolphins)
❝ 何も手を施さないければ、こうした動物たちは間違いなく重大な危機を迎えるだろう ❞
と科学者たちは警告を始めました。
“ The journal Scientific Reports ”の発表によると、シャチやイルカを含めた1,081種類もの海洋動物の体内組織を採取して調べた所、組織内に過去に前例のない驚くべき量のポリ塩化ビフェニル(PCBs)が発見されました。
とくにシャチやイルカの体内には大量の化学物質が見つかっており、それは生殖機能に影響を及ぼす程のレベルに到達していました。その量は、実に3/4のシャチとイルカが、海に住む哺乳類にとって限界を肥えたPCBの毒性レベルであることを意味しているのです。
ポリ塩化ビフェニル(PCBs)が数々の人体、生態系、環境被害を出してきたモンサント社の「有害だろうと禁止になるまで金のなる商品は売れる限り売りまくる」という長い歴史とともに刻まれた企業精神・体質が、多くの人達に不信感と嫌悪感を与えてしまったことは逃げられない事実でしょう。
現在、問題視されている遺伝子組み換え作物(GMO)にもその精神が受け継がれていると考えると、世界的に反対の方向に行くのは至極当然の流れ、結果と言わざるをえないですよね。
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