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在来線「特急存続の会」発足 鯖江市と市議会など

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 北陸新幹線敦賀開業後も福井までの在来線特急の存続を求める鯖江市と市議会、市内各団体による「特急サンダーバード・特急しらさぎの存続を実現する会」が三十一日発足した。会長には牧野百男市長が選ばれた。

 市などが八月に開いた意見交換会で「存続実現に向けた組織が必要」との声を受けた。会の発足で、これまで各組織が個別にしていた活動を集約し、市全体の意見としてJRや国に要望していく。三十四団体が加盟した。

 市役所で発足式があり、各団体の代表者ら五十人が出席。フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の見通しについての政府・与党での議論▽FGT導入まで福井駅までのサンダーバード存続と時期を定めずにしらさぎの継続▽敦賀以西のルート決定後の速やかな大阪までの全線開通の取り組み推進−の三点を要望していく決議文が採択された=写真。

 牧野市長は、敦賀延伸により、このままだと福井−敦賀間で在来線特急が走らなくなる点や、当初の予定だったFGTの運行が難しい見通し、敦賀での乗り換えの不便さなどを説明し、あらためて要望する意義を強調した。

 (山内道朗)

 

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