【コラム】先進国になれない韓国、本当に憲法のせいなのか

実は封建的な政権のせいではないのか

 崔順実氏のパソコンから大統領府の文書が見つかり、李室長の発言は虚言となった。それだけが問題ではないようだ。大統領府は24日夜の最初の報道から翌日の大統領による謝罪までのほぼ19時間、沈黙していた。国民を無視していた、あるいは難局を切り抜けるための浅知恵をめぐらせていたわけではないと思う。これまでそうだったように、参謀たちも大統領の意中が分からなかったのだろう。おそらく、今も分からないはずだ。李室長の言葉を借りれば、近代官僚制の専門家ではなく封建時代の家臣なのだから。

 大統領府だけがそうなのだろうか。現政権に入ってから、政府全体がそのようになったと言われて久しい。与党代表は「私たちも演説文を作成するとき友人に話を聞く」と発言し、主君に服従する封建家臣としての面貌をさらした。実際、大統領を支持する「親朴」派という存在ほど封建的な集団がほかにいるだろうか。もう一度、李室長のオーバーな表現を借りるなら、これまで韓国の時計は近現代から封建中世に逆回りしていたのだ。

 朴大統領は24日の国会演説で「韓国は先進国の門の前に立っているが、その敷居をまたぐことができず足踏みをしている差し迫った状況にある」と述べた。「一部政策の変化、またはいくつかの改革だけでは(先進国入りは)難しいということを痛感した」とも語った。その上で、憲法を改正する意向を示した。崔順実氏に関する疑惑のいくつかが事実と判明し、この言葉を自分なりに考えてみた。なぜ私たちは先進国への敷居をまたげずにいるのか。本当に、憲法のせいなのだろうか。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)論説委員
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 【コラム】先進国になれない韓国、本当に憲法のせいなのか

right

関連ニュース