12月10日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される映画『モンスターストライク THE MOVIE』の新たな声優が発表された。
同作は、ゲームアプリ『モンスターストライク』の劇場版アニメ。モンスターストライクが生み出されて間もない頃の日本を舞台に、行方のわからない父親を追って戦いに挑む主人公・焔レンとその仲間たちの姿が描かれる。監督は江崎慎平、声優陣にはレン役の坂本真綾をはじめ、水樹奈々、山寺宏一らが名を連ねる。
今回ゲスト声優として発表されたのは、石橋健太郎役を演じる北大路欣也。健太郎はレンたちが冒険の途中で出会う人物で、人が困っているのを見過ごせない古風なキャラクターだ。
北大路欣也のコメント
国民的ゲームの劇場版アニメという画期的な作品に参加することができ、大変光栄に思います。
この『モンスターストライク THE MOVIE』は、主人公たちのはじめての冒険を通して、互いの絆を信じ、「モンスト」で世界を脅かす強大な敵と戦うことによって、本物の仲間になっていく姿が描かれております。
僕の小学生時代というのは毎日が冒険でした。とにかく知らない世界に入ってみたい!という好奇心が旺盛でした。近くにあった川や山や畑で、毎日皆で遊んでいました。僕の少年時代は、戦後で何もない時代でした。そこから時代が大きく変化しました。昔の良さも、今の良さも、その過程の良さもあります。この映画も一見デジタルな世界観にみえますが、少年たちが育んでいくものは昔も今も変わらない友情です。
また、私が演じた「石橋健太郎」は島根の出身です。各地の方言は今まで、たくさんやったことがありますが島根の方言というのは今回初めてでした。ほっこりとしたリズムがその土地の心、ぬくもりを感じます。私は、京都出身なので、やはり、故郷の言葉というのはいいですね。
子供たち、そしてかつて子供だった大人の人たちにも楽しんで頂ける映画になっています。
是非、映画『モンスターストライク THE MOVIE』をご鑑賞頂ければと思います。江崎慎平監督のコメント
北大路さんが石橋役を演じて下さることに「驚き」と同時に「面白さ」があると感じました。
僕にとって北大路さんは華やかな大スターという印象でした。一方で石橋はその真逆をいく、市井の人々を代表する人物です。
また、石橋はぶっきらぼうな外見と優しい中面というギャップ、更に島根の方言がある難しい役でした。
しかし、北大路さんはすぐに自分のものにしていました。北大路さんの中にある愛情がこの石橋にも宿り、この映画自体が地に足がつく感じがしました。北大路さんが、更にこの映画に説得力を与えて下さりました。