「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「将来、映画監督になりたいです。蛭子さんにとって映画監督に必要なモノはなんだと思いますか?ちなみに僕は『シン・ゴジラ』を作った庵野秀明監督の独特な描写で描く世界観が大好きです」(ササ坊48さん・18・高校生・埼玉県)
【A】「『シン・ゴジラ』は最初から最後まで寝てた」(蛭子能収)
『シン・ゴジラ』は、映画館に行きましたが、最初から最後まで寝てしまって、まったく見ていないんです。ヒットしている『君の名は。』は、そもそもアニメだからまったく見る気がしません。そんなオレに聞きますかね。
とはいえ、オレも映画監督になる夢があって、上京したときにシナリオ学校に入りました。仲間と一緒に映画を撮ろうとしたけど、友達が1人もできずに諦めたことがあります。それでも50歳を過ぎて『諫山節考』という映画で初めてメガホンを取りました。監督に求められるのは才能ではありませんよ。俳優の人たちは、ああしてやろう、こうしてやろうと勝手に考えてくるんです。監督は威厳をもって「それはだめですよ」と、自分の思い描いたとおりに演技をさせることだと思います。
オレは、人に指図するのが苦手。『諫山節考』のときも、出演者から、どうしたらいいかとか聞かれたら困るから、すぐにOKを出して、早め早めに現場を終わらせていました。映画監督に必要なのはワガママです。
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