7月~9月GDP民間予測 3期連続プラス

今月中旬に発表されることし7月から9月までのGDP=国内総生産について、民間の調査会社などの間では輸出が上向いて3期連続でプラス成長となるものの個人消費は伸び悩むという予測でほぼ一致しています。
民間の調査会社や金融機関など12社によりますと、今月14日に発表されることし7月から9月までのGDPの伸び率の予測は、物価の変動を除いた実質で前の3か月に比べてプラス0.1%から0.5%となっています。これを年率に換算しますと0.5%から1.8%のプラスとなり、12社すべてが3期連続のプラス成長を予測しています。

主な項目では、輸出がスマートフォン向けの電子部品の出荷が増えて増加に転じ、前の3か月より2%を上回るプラスになるという予測が多数を占めています。また、住宅投資も日銀のマイナス金利政策で住宅ローンの金利が下がり、増加が続くという見方が多くなっています。

その一方で、GDPの過半を占める個人消費はプラス0.1%からマイナス0.3%とほぼ横ばいかいくぶん減少するという予測になっています。経済成長のカギを握る個人消費は消費者の節約志向が根強いことに加え、8月から9月にかけ台風の上陸が相次いだことも影響して伸び悩むという見方でほぼ一致しています。