国政介入:「疑惑は事実」77%、朴大統領支持率は17%

 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の支持率が10%台に下がり、就任後最低の値にまで落ちた。韓国ギャラップが今月25日から27日にかけて、韓国の成人1033人を対象に世論調査を実施した結果、朴大統領の支持率は17%だった。特に今回の調査では、「影の実力者」と呼ばれる崔順実(チェ・スンシル)氏の問題に関して朴大統領が25日に行った国民向け謝罪会見以降の調査結果(26日・27日、成人680人対象)を別に集計してみると、支持率は14%とさらに低くなった。事態を収拾したいという謝罪会見が民心とはかけ離れた内容だったことから、逆に国民の怒りをかき立ててしまった格好だ。

 先週のギャラップの調査では支持率25%だったのに比べ11ポイントも低下し、9月第2週(33%)から6週連続での下落となった。さらに、中心的な支持層だった60代以上でも先週の52%から28%にまで急落し、支持基盤だった大邱・慶尚北道地方でも先週の35%から19%にまで落ちた。一方で不支持は78%に達し、その理由としては「崔順実氏およびミル財団・Kスポーツ財団問題」(38%)、「円滑でない国政運営」(12%)、「コミュニケーション不十分」(9%)などが挙げられた。また、「崔順実氏の国政介入疑惑」をめぐる見解を尋ねると、「事実だと思う」という回答が77%、「事実でないと思う」が7%だった。

洪永林(ホン・ヨンリム)記者
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