釜山・光陽港の貨物急減、韓進海運破綻が直撃

 韓進海運の経営破綻による影響で、韓国では釜山港と光陽港の貨物取扱量が大幅に減少している。韓国海洋水産部(省に相当)によると、今年1-9月に全国の貿易港湾によるコンテナ取扱量は1928万1000TEU(20フィート標準コンテナ換算)で、前年同期比0.4%増加した。しかし、9月だけを見ると前年同月を0.8%下回った。9月の輸出入は3%伸びたは、積み替え貨物が6.3%減少したためだ。

 特に韓進海運の貨物を処理してきた釜山港、光陽港は打撃が大きかった。釜山港が9月に処理したコンテナ貨物は157万9000TEUで、前年を2%下回った。うち積み替えは79万2000TEUで4.7%減だった。9月1日に韓進海運の法定管理(会社更生法適用に相当)が始まり、貨物輸送への影響が本格化したためだ。

 光陽港のコンテナ取扱量は16万600TEUで前年同月を6.9%下回った。積み替えは2万TEUで46.8%も減少した。

郭来乾(クァク・レゴン)記者
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