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住宅ローンを相談するファイナンシャルプランナーを失敗せず選ぶ方法

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住宅ローンを相談するFPの選び方

住宅ローン 相談 ファイナンシャルプランナー

一口にFPといってもいろんなタイプが有ります。特徴、メリット・デメリットを知ってあなたに合うFPを選びましょう。

あなたはきっと初めてのマイホーム購入で、これまでに住宅ローンのことやマイホーム購入にまつわるお金のことを考えたことはなかったでしょう。

いざマイホームをと思って、住宅ローンその他お金のことを調べようとしても、知らないことがたくさんあって調べること、勉強することが大変ではないでしょうか?家事に育児に仕事に忙しい毎日を送りながら、子どもを寝かしつけてから、眠たい目をこすりながらよくわからない住宅ローンのことなどを調べるのは大変だと思います。

そんな大変なことをするなら、私はお金を払ってでも住宅ローンなどのことについて専門家であるFPに相談することをオススメします。

その決定的な理由は、

せっかく勉強した住宅ローンの知識などは、ほとんどの場合で二度と使わないから

中には何回もマイホームを買う人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合で一生に一回の買い物になるでしょう。ということは、あなたが一生懸命時間や手間、本を買うお金などを掛けて住宅ローンの勉強をしたとしても、その知識を使うのは一回きりで、二度と使わない可能性が高いということです。

それなのに、かかる時間や労力は膨大です。こんなに効率が悪いことはないと思います。あなたも中学校や高校の授業を受けながらこんなことを思ったことはないですか?

「こんなこと勉強したって、将来絶対使うことないわ。」

あなたがやろうとしている住宅ローンなどに対する勉強もまさにこれと同じです。学生の時は赤点を取らないために最低限勉強する必要があります。それでも、誰かが代わりにテストを受けてくれていい点をとってくれるならソッチのほうが楽じゃないですか。

住宅ローンに関しても、お金はかかってもFPなどの専門家に依頼してやってもらったほうが遥かに楽です。その空いた時間で土地や工務店選びをして早くマイホームを購入したほうが、ムダな家賃の節約にもなりますし、早くいい環境で生活ができるようになります。

例えて言うと、ものすごくムラムラしていて今すぐヌキたいと思っているのに、わざわざキャバクラに行っておねえちゃんを口説き落とそうとしているようなもんです。時間も手間もお金もムダにかかります。そんなめんどくさいことはせず、風俗に行くか、奥さんを抱けばいいですよね(笑)

冗談はさておき、よくわからないどころか二度と使うようなことがないことはFPなどの専門家に任せたほうが楽ですし、そっちの方がいい結果になる場合がほとんどなので、そうしたほうが賢いということです。

ただ、FPに住宅ローン選びなどを相談するにしても、「一体誰に相談していいのかわからない!」と思われるでしょう。

そこで、この記事ではいろんなFPの特徴と、その人に相談するメリット、デメリットについて紹介します。これを元に、あなたに合うFPを選んで、楽に住宅ローンをはじめとするお金の問題をクリアにしてマイホーム購入をしてもらいたいと思います。

どのタイプのFPに相談するにしても言えること

それは、相談する相手がお金に困っているような人でないかということです。いくら知識があるからといっても、お金に困っているような人、貧乏な人に相談しても貧乏にしかなりません。

どんなタイプのFPに相談するにしても、その相手の身なりや言動でお金に困っている人でないかどうか、余裕がある人でないかどうかを見られるといいいです。

余裕が無い人は自分本位のアドバイスになりがちです。あなたにとって必要でない保険などの金融商品を、さも必要であるかのように説明して販売したりとか。

お金の相談をするならば、あなたよりお金に余裕がある人にしましょう。

FPの種類

一言でFPといっても、いろんなタイプのFPがいます。まずはFP(ファイナンシャルプランナー)の種類について説明します。

ハウスメーカーや工務店からFPを紹介されることもあると思います。その場合は、下記を参考に紹介されたFPがどのタイプのFPかを区別されるといいです。

FPの種類の一覧は以下の通りです。

  • FPの資格を持っている保険会社、銀行、証券会社などの金融機関の営業マン
  • ハウスメーカーや工務店の営業マンなどがFPの資格を持っている場合
  • 金融機関には所属せず独立しているが、保険の代理店や投資信託などの金融商品を販売して生計を立てているFP
  • 金融商品などの販売はせずコンサルティング、アドバイスだけで生計を立てているFP
  • セミナーなどがメインで個別の相談をしていないFP

セミナーなどがメインで個別の相談をしていないFPに関しては個別の相談はできないので今回の説明は省きます。

FPの資格を持っている金融機関の営業マンの特徴と、彼らに住宅ローン等の相談をするメリット、デメリット

FPの資格を持っている金融機関の営業マンは、「ファイナンシャルプランナーです!」と名乗る人の中では1番数が多いのではないかと思います。

彼らに相談することのメリットはなんといっても、相談をすることにお金がかからないこと、つまり無料で相談できることです。

なぜ、無料で相談できるのか?

無料で相談できる理由は、彼らの勤務先である保険会社、銀行、証券会社の商品を販売することによって収入を得られるからです。つまり、彼らは相談自体は無料で受けて、金融商品を販売して収入を得ています。

無料で相談できるので、気軽に相談しやすいですし、いいアドバイスをもらえなければ時間以上の損をすることはありません。

これが、FPの資格を持っている金融機関の営業マンに住宅ローン等の相談をするメリットです。

デメリットは商品販売ありきの相談になってしまうこと

デメリットはというと、彼らが持っている商品販売ありきのアドバイスになることがほとんどだということです。

彼らは相談を受けること自体で収入を得ることは出来ません。何らかの商品をあなたに買ってもらわなければボランティアになってしまいます。そのため、あなたが受けるアドバイスは商品を買ったほうがいい、もしくは買わなければいけないと思えるようなものになるでしょう。

さらに、その商品も彼らが所属している保険会社、銀行、証券会社で販売しているものの中からしか出てきません。例えば、FPの資格を持っているA銀行の営業マンに住宅ローンの相談をしたとします。このA銀行の営業マンから「あなたの場合はB銀行の住宅ローンのほうがおすすめですよ。」と言われることはまずありません。

たまたまA銀行の住宅ローンがあなたにとって一番いい住宅ローンであればいいですが、そうでない場合、あなたは損をすることになります。

なかには特定の金融機関に所属していながらも、「その人に一番いいものを勧めるんだ!」という高い倫理観を持って営業している営業マンもいるかもしれませんが、そんな人を見つけるのは至難の業でしょう(そんな人はすぐ独立してしまうので)

そもそも、住宅ローンなどの知識がない場合も

ファイナンシャルプランナーの資格を持っているだけで満足な住宅ローンやマイホーム購入にまつわるお金についてのアドバイスはできません。それなりの経験が必要です。

しかし、FPの資格を持っている金融機関の営業マンの本業は自分が持っている商品を売ることです。住宅ローン等のアドバイスの経験が豊富であるという人は少ないでしょう。

なので、住宅ローンについてFPの資格を持っている金融機関の営業マンに聞いたとしても満足な回答をもらえることはほとんどないと思います。熱心な人であれば、一生懸命調べて回答してくれるかもしれませんが、ほとんどの場合で「また調べておきますね〜」といってそのままになるでしょう。

FPの資格を持っている金融機関の営業マンに住宅ローン等の相談をするメリット・デメリットまとめ

  • メリット
    • 無料で相談できるので気軽。
    • ダメでも商品を買わなければ時間以上の損はない
  • デメリット
    • 金融商品購入がありきのアドバイスなので、あなた目線のアドバイスとは言いがたい
    • 他の会社で有利な商品を教えてくれることはほぼない
    • そもそも、住宅ローンを始めとするマイホーム購入にまつわるお金のことに対して知識がないので時間の無駄

では、FPの資格を持っている金融機関の営業マンに相談するといいのはどんな人でしょうか?

  • こんな人が向いている
    • 特定の保険会社、銀行などの金融機関が大好き過ぎる

私はソニー生命が大好きです!プルデンシャル生命が大好きです!ニッセイが大好きです!UFJ銀行が大好きです!野村證券が大好きです!愛しています!という場合は、それぞれの金融機関へ相談されるといいと思います。

それ以外で、たとえ1級FP資格やCFP資格を持っていたとしても、これらの金融機関に所属している営業マンに相談する理由は無いと私は思います。

FPの資格を持っているハウスメーカーや工務店の営業マンなどに住宅ローン等を相談するメリット・デメリット

続いて、FP資格を持っているハウスメーカーや工務店の営業マンなどに相談する場合のメリットとデメリットのまとめです。

メリットはこちらも無料で相談できることでしょう。無料なので気軽ですし、アドバイスが気に入らなかったとしても、いいものじゃなくても無視しておけば時間以上に損をすることはありません。

もう一つのメリットとして、新人は除きますがある程度の経験を積んでいる営業マンであれば、住宅ローンを始めとしてマイホーム購入にまつわるお金のことには詳しいです。それが本業ですから。

マイホーム購入について、いつ、どんなお金がいくら掛かるのかは詳細に教えてくれるでしょう。住宅ローンについても選び方をアドバイスしてくれ、有利な住宅ローンのアドバイスをくれる場合があります。

無料で相談でき、住宅ローンその他マイホーム購入にまつわるお金に関してはそれなりに知識も経験もあるというのがメリットです。

デメリットは住宅ローンやマイホーム購入以外のことはよくわからないことなど

FP資格を持っているハウスメーカーや工務店の営業マンは住宅ローンやマイホーム購入に関するお金のことについては強いです。しかし、それ以外のことはよく知らないことがほとんどでしょう。

例えば、保険の見直しや運用などについてアドバイスできる人はまずいないと思います。

あなたが妥協のない理想的なマイホームを購入するのに予算の枠を広げるために、保険の見直しをしたり運用に挑戦したりすることは重要です。

マイホーム購入するときになぜ、保険の見直しや運用が重要なのかはこちらの記事を読んでください。

保険:たった1時間!頭金なしでマイホームを買うために見直すべき3つの保険

運用:本当に賢い住宅ローン返済方法は、繰上げしない、長く借りる、なぜ?

保険にはほとんど入っていないし、自分で調べて運用もやっているよということであればその限りではありませんが、これについてアドバイスをもらえないというのは大きな痛手になります。

つまり、彼らに住宅ローンや資金計画の相談をしても、あなたが出せる最大限の予算を知ることが出来ないというデメリットがあります。つまり、本当はもっといい家を建てられたのに、もっと良い土地を買えたのにということが起こりえるということです。

「家を買えるように」のアドバイスになる可能性も

また、FP資格を持っている金融機関の営業マンと同じですが、こちらの場合も商品、この場合は家を販売することありきの話になります。そのため、住宅ローンの選びのアドバイス、予算を出すアドバイスについては「家を買えるように」アドバイスすることがあるでしょう。

本当は厳しいのに買ってもいけるように結果を操作したり、住宅ローンにしても途中で金利が変わることをよく説明せず3年固定金利の住宅ローンを勧めたりなどなど。こういうことが行われる可能性があります。しかも、FP資格を持っている人が言うので変な説得力があり、たちが悪いですね。

提携している銀行や金融機関がある場合、そちらの住宅ローンをゴリ押しされる可能性がある

ハウスメーカーや工務店は特定の銀行や金融機関と提携していることが多いです。その場合、数ある住宅ローンの中からあなたにとって有利な住宅ローンをアドバイスしてくれる可能性は低く、提携している銀行の中で有利なものを提案されます。

これは上記で紹介した金融機関の営業マンに相談することと同じです。たまたま、提案してくれた住宅ローンがあなたにとって一番有利なものであればいいですが、そうでない場合は損をしてしまいます。

FPの資格を持っているハウスメーカーや工務店の営業マンなどに住宅ローン等を相談するメリット・デメリットまとめ

  • メリット
    • 無料で相談できるので気軽。
    • ダメでも商品を買わなければ時間以上の損はない
    • 住宅ローンなど、マイホーム購入にまつわるお金のことについては詳しい場合がある
    • 相談する人をひとまとめにできるので便利
  • デメリット
    • 保険の見直しや運用については知識がないので、予算を出せない
    • 家を買うことが前提なので資金計画をしても「家を買えるように」結果を操作される可能性がある
    • 提携している銀行や金融機関がある場合、そちらの住宅ローンを勧められるので一番有利な住宅ローンを選べず損をする可能性もある

では、FPの資格を持っているハウスメーカーや工務店の営業マンに相談するのが向いているのはどんな人でしょうか?

  • こんな人が向いている
    • 保険や運用などについては自分でできるから、住宅ローン等についてだけアドバイスがほしい
    • 家はハウスメーカーや工務店に相談して、お金は別のところに相談するというのが面倒だと思う人
    • 自分でFP資格を持っているので、マイホーム購入に関するお金の流れなどだけを教えてもらいたい

こんな感じですね〜。

金融機関には所属せず独立しているが、保険の代理店や投資信託などの金融商品を販売して生計を立てているFPに相談するメリット・デメリット

特定の保険会社や銀行などには所属せず、独立して事務所を構えていて、いろんな保険会社や証券会社などの金融商品を販売して生計を立ているFPに相談する場合です。

相談料金は無料から数十万円とばらつきがあります。

メリットはいろんな金融商品の中からあなたにとって有利なものを選ぶ手伝いをしてくれる?ことです。(?マークが付いているのは必ずしもそうではないからです)

相談料金を安く設定しているFPは金融機関の営業マンと大差はない

独立してFP事務所を構えているFPでも、相談料が無料とか1万〜5万円くらいまでのFPは相談料だけで食べていくのは至難の業です。

そのため、別の収入源を作る必要があります。収入源として手っ取り早いのが保険や投資信託です。キャッシュフロー表を作るようなアドバイスからの流れで提案しやすいので。

ちなみに、キャッシュフロー表を自分で作りたい場合はこちらの記事に作り方とひな形を用意してあります。

これをやるまで家買うな!ライフプラン表をエクセルで作る16の手順

相談料を安く設定しておくことで、高く設定している場合よりもお客さんは集まりやすいです。そうしてたくさん集めたお客さんに、相談料より儲かる保険や投資信託を販売して儲けているという図式です。この最たる例がほけんの窓口などの保険ショップですね。

相談料はかかりますが、彼らのアドバイスもやはり商品販売あり気になりがちです。ということは、せっかく相談料を払ったのにもかかわらず、やはり不必要な保険などを提案というか営業される可能性があります。

あなたにとって一番有利なものを提案してくれないかもしれない理由

いろんな保険会社や投資信託などのなかから、あなたにとって一番有利なものを提案しますと謳っているFPなどは多いです。しかし、実情はそうなっていない場合が多いです。

なぜなら、同じ保険でも保険会社によってFPなどが受け取る手数料(報酬)の金額に差があるからです。例えば、あなたが毎月5,000円の医療保険に入ったとします。年間の保険料は60,000円です。これに対してA保険会社だと、その保険を販売したFPに支払われる手数料は60,000円の60%、つまり36,000円です。しかし、B保険会社の医療保険だと60,000円の80%、つまり48,000円です。

こうなると、多少B保険会社の保障内容がA保険会社よりも劣っている、もしくは少しB保険会社の方が高かったりしても、FPからみればB保険会社の医療保険に入ってもらったほうがおいしいですよね。ということで、あなたにとって一番有利な提案を行うのではなく、単純にそのFPなどの実入りが1番多い保険や投資信託などの商品を提案される場合があります。ありますというか、このケースのほうがかなり多いのではないかと思います。

上にも書いた通り、お金に余裕が無いFPであればこの傾向は強いです。お金に余裕が無い=お金がほしいと思っているので、少しでもそのFPの実入りが大きくなる商品を勧めがちです。そんなことをやっているからいつまでもお金に余裕ができないんですが。。。

もちろん、保険や投資信託を扱っているFPに相談すれば、必ずしもそのFPにとって有利な提案がされるというわけではありません。高い倫理観を持って、FPが受け取る手数料に関係なくあなたにとって一番有利な商品を提案したり、必要ないものは必要ないと言えるFPもいるでしょう。しかし、その数は少数派です。

ただ、保険や投資信託を販売しているということは、その場で保険料等を計算してくれたり、投資信託などについても最新の情報を持っているので、提案はスピーディーです。

住宅ローン等、マイホーム購入に関する知識の量、経験もまちまち

彼らの本業は(建前か本音かは抜きにして)保険販売や投資信託販売ではなく、あくまでファイナンシャルプランナーなので、住宅ローンの相談やライフプランの相談、人によっては相続の相談なども受け付けています。

ファイナンシャルプランナーだから住宅ローンの相談をしても的確に返事をもらえるだろうと思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。その人によって住宅ローンやマイホーム購入に関するお金の知識、経験にはばらつきがあるのです。

ファイナンシャルプランナーの勉強範囲はとても広く、そして浅いのです。しかし、一つ一つの分野を突き詰めようと思うと、とても深く勉強、経験することが必要です。

独立して相談料を請求するFP全員が、あなたがこれから借りようとする住宅ローンや、買おうとしているマイホーム購入について深い知識と経験があるわけではありません。

住宅ローンやマイホーム購入についてとても深い知識と経験がある人もいれば、「そんなんネットで調べたら書いてるやん!」っていうくらいのアドバイスしか出来ない人もいます。そして、それは料金で判断することも出来ませんし、なかなかその人のホームページなどを見ても判断しにくいのが現状です。

そして、彼らのメインの収入は相談料ではなく、保険や投資信託の販売手数料です。つまり、住宅ローンやマイホーム購入についてそんなに深い知識がなかったとしても、保険や投資信託が売れればそれでいいので、そこまで住宅ローンやマイホーム購入について深く勉強をしようという気もないかもしれません。

金融機関には所属せず独立しているが、保険の代理店や投資信託などの金融商品を販売して生計を立てているFPに相談するメリット・デメリットまとめ

  • メリット
    • いろんな金融商品の中からあなたにとって一番有利な商品を提案してくれる可能性が無料で相談に乗ってくれるFP達よりも高い
    • 相談相手が住宅ローンに詳しければ、いいアドバイスをもらえる
    • 相談相手の倫理観が高ければ、中立なアドバイスもしくはあなたにとって有利なアドバイスを貰える
    • 保険や投資信託については最新の情報を持っており、その場で試算してくれたり提案を受けられるのでスピーディー
    • いいアドバイスを貰えれば、時間と労力の節約になる
  • デメリット
    • 費用がかかるので、いいアドバイスをもらえなかった時にお金も時間も損をする
    • FPとは名ばかりで、ただの保険売り子ちゃん、投資信託売り子ちゃんの場合がある。お金はかかるわいらない保険は勧められるわで最悪の場合がある。
    • 相談相手によって住宅ローン等の知識にばらつきがあるので、相談相手を選びにくい

では、相談料を低くして保険を売っているFPに相談するのは、どんな人が向いているでしょうか?

  • こんな人が向いている
    • FPに相談はしたいが、あまり高い相談料は支払いたくないという人
    • いらない保険などの提案は断固として断れる人
    • 知り合いの紹介などでそのFPの素性がわかり、信頼できる状態にある人
    • 継続的にお金のアドバイスについてフォローを貰いたい人

こんな感じですね〜。

保険や金融商品の取り扱いはなくアドバイスだけをしているFPに相談する場合のメリット・デメリット

特定の金融機関に所属せず、またどの金融機関の代理店などもせず、アドバイスだけで生計を立てているFPに相談する場合です

相談料金は無料の場合はなく、ほぼ間違いなく有料だと思います。何かの商品を販売しないということで、相談料金は5万円以上のところが多いと思います。定額ではなく、住宅ローンの借入額×1%、物件購入価格の1%と設定しているところもあるようです。

メリットは、いらない保険や金融商品などの提案を受けることはまずないので、その点は安心して相談できることです。相談料金や人によっては講師業や執筆などで収入を得ているので、わざわざいらない保険を売ったりして稼ぐ必要のない人です。

彼らはほとんどの場合で経験も豊富にあるので、相談料の安いFPに比べるといいアドバイスをもらえると思います。また、書籍が出ていたりいろんなメディアに顔を出していたりするという点で安心感もあるかもしれません(メディアへの露出度とアドバイスの質は比例しませんが)

相談の結果、保険を見直したりする場合は二度手間になることも

彼らは保険などの金融商品を販売していないため、保険料を試算できるようなツールは持っていません。できたとしても、インターネット上で試算できる情報に限ります。

そのため、相談した結果何らかの保険を見直して新たに加入する必要が出たとします。そうすると、別の保険を扱っているところへ出向いて、見直し内容を説明し、手続きをしなければいけません。(保険代理店などと提携しているFPであれば、内容等は説明してくれるはずです)

また、その後も、保険の直接な手続きについては保険代理店に連絡、具体的なアドバイスはFPにもらうという二度手間になります。

つまり、どうすればいいかはFPにアドバイスを貰い、その結果を保険代理店に伝えて手続きしてもらうという具合です。

住宅ローンやマイホーム購入についての知識、経験にはばらつきがある

彼らも相談料を安くして保険を売るFPと同様、住宅ローンやマイホーム購入についての知識、経験にはばらつきがあります。というのも、ファイナンシャルプランナーの試験範囲が広いので、その知識をそのまま全部持っておかないといけないと思い込んでいるのか、いろんなFPのホームページを見てみると「ライフプランも住宅ローンも保険の見直しも運用も贈与も相続も全部わかります!」と謳っているFPが多いです。

全部、かなり深くまで知っている、経験があるなら良いですが、そんなことは稀です。

これは外食を行く時の店選びに似ています。

例えば、家族で食べたいものがバラバラだったり、何を食べたいかはっきりは決まっていないが、たまには家事を休んで外食をしたいというような場合は、いろんなメニューを置いてあるガストとか、トマオニなどのレストランに行きますよね。

でも、家族全員焼き肉を食べたいと言っている時に、ガストやトマオニに行きませんよね。間違いなく焼肉屋さんに行くはずです。

つまり、漠然としたお金のことで悩んでいて何を相談していいかわからないという場合には、「なんでもわかりますよ!」と謳っているFPに相談をされたほうがいいです。

しかし、あなたは今マイホームを買おうとしています。住宅ローンを借りようとしています。ということは、マイホーム購入や住宅ローンを専門にしている、もしくはその分野に強いです、経験が豊富ですと言っているFPに相談すべきだと思いませんか?

保険や金融商品の取り扱いはなくアドバイスだけをしているFPに相談するメリット・デメリットまとめ

  • メリット
    • いらない保険などの金融商品を売られることはまずない
    • 他のジャンルのFPに比べると知識や経験も豊富
    • 書籍が出ていたり、メディアへの露出度が高い場合もあり、安心感がある
  • デメリット
    • それなりに費用がかかるので、いいアドバイスをもらえなかった時にお金も時間も損をする
    • 相談相手によって住宅ローン等の知識にばらつきがあるので、相談相手を選びにくい
    • 忙しい人は予約が取りづらかったりするかも

では、アドバイスだけをしているFPに相談するのが向いているのはどんな人でしょうか?

  • こんな人が向いている
    • 多少相談料は高くてもいいから、自分にとって一番いいアドバイスがほしい人
    • 保険などの手間が二度手間になるのは苦にならない人
    • 「私、この本を書いた○○先生に相談しているのよ」と自慢したい人
    • 継続的にお金のアドバイスについてフォローを貰いたい人

こんな感じですね〜。

住宅ローンを相談するFP選びに共通すること

それぞれの分野のFPに相談することのメリット、デメリットをお伝えしてきました。ただ、どのFPにしてもそうですが、実際に会って相談をしてみるまではあなたにとっていいアドバイスをしてくれるかどうかわかりませんよね。

なので、そのFPのホームページがあるなら事前にチェックして、そこにお客様の声がないかどうかを確認しましょう。で、そのお客様の声の中にあなたと同じような悩み、不安を抱えていた人の声をチェックしてください。その人が満足できたという感想を載せていたら、同じ悩みや不安を抱えているあなたの問題もきちんと解決して満足のいく相談ができる可能性が高いです(もちろん確実ではありません)

同じ分野のFPなら料金の差で選ぶのではなく、お客様の声を掲載しているかどうか。掲載しているなら、あなたと同じ悩みや問題を解決できて喜んでいる人がいるかどうかをチェックされるといいでしょう。

ファイナンシャルプランナーへ相談することの限界

これから住宅ローンを組んでマイホーム購入されるあなたが気になっていることといえば、「自分はこの金額の住宅ローンを借りて、無事返して行けるんだろうか?」「自分は一体いくらまでの住宅ローンを借りられるのだろうか?」ということですよね。

この疑問、不安、悩みを解消するためにファイナンシャルプランナーに相談することを検討されているかもしれません。

しかし、無料で相談できるFPも、金額にかかわらず有料で相談できるFPにしても、アドバイスに限界があります。それは、あなたの収入以上のプランニングを描いてはくれないということです。

具体的に言うと、あなたがFPに相談してこう言われたとします。「あなたの今の収入や今後の収入予測、今持っている貯金額などから計算すると、借りても大丈夫な住宅ローンの金額は2,500万円ですね。」

至ってまっとうなアドバイスです。しかしこの時、あなたが3,500万円の住宅ローンを借りなければ満足のいく土地を買えない、納得できる、住みたいと思える家を建てられない、買えないとしたらどうでしょうか?

あなたはこういいます。「私はどうしてもこの土地と家を建てたいと思っています。なんとかなりませんか?」

するとFPはこう言ってくれるでしょう。「わかりました。では、3,500万円の住宅ローンを借りるために、車の買い替えの期間を7年から11年に伸ばしましょう。新車の購入はやめて中古車にしましょう。お子さんの学費も奨学金を借りてもらうようにしましょう。そうすれば、3,500万円の住宅ローンを借りてもなんとか大丈夫でしょう。」

もしあなたが、車は7年に1回新車にしたい、子どもが進学するならば学費を出してあげたいという希望も譲れないとしたらどうでしょうか?

あなたはこういいいます。「いや、私は車が好きなんで新車を買うのは譲れません。子どもの進学も、私は親に出してもらったので、自分の子供が進学するときも出してやりたいと思っています。」

そうすると、FPはこう言ってくれるでしょう。「わかりました。では、奥さんが5年後からパートに復帰するという予定でしたが、パートではなくて正社員で働きましょう。月20万円くらい収入があるところで働いたら、3,500万円の住宅ローンも車の購入も学費も大丈夫そうです。これでいかがでしょうか?」

もし、あなたが外に出て働きたくなく、子どもと過ごしたい、家で主婦をしていたいという希望を持っていたらどうでしょうか?

あなたはこういいます。「いや、パートくらいならなんとかやれるかもしれませんが、正社員になって長時間働きたいとは思いません。正直パートもやりたくないんです。私は子どもとの時間を大切にしたいんです。」

そうすると、FPはこう言ってくれるでしょう。(多分イライラしながら)「いや、それはムリです。マイホームか車か学費か主婦か、どれか1つもしくはいくつかを諦めてくれないと、とてもやっていけませんよ。」と。

これがFPに相談することの限界です。

どの分野のFPに相談しても、あなたがこれから得られる収入の範囲内で賢く生きる方法しか教えてくれないのです。つまり、あなたが本当に望んでいる生活があなたがこれから得られるであろう収入を超えているならば、「それは諦めてください。」という結果が返ってきてしまうのです。

あなたの人生に限界という蓋、収入という枠を設定してくれるのです。そして、その枠を超える方法、限界という蓋を取り除くようなアドバイスをしてくれるFPを私は聞いたことがありません。

人の人生に勝手にフタをすること、限界を設定するのに嫌気が差したので私はファイナンシャルプランナーと名乗ることをやめました。

ファイナンシャルプランナーに相談して資金計画することの意味とは?

では、一体資金計画をすることの意味は何でしょうか?それは、あなたが送りたい人生にお金がいくらかかり、これから得られるであろう収入でそれがまかなえるのかどうかの確認作業です。

つまり、このままであなたが理想とする人生を送れるのかどうかを確認することが資金計画です。

資金計画では、このままの収入でマイホーム購入、住宅ローン返済やその他、やりたいことや欲しいものも全部実現できるかの確認するだけ

マイホームを始めとする欲しい物を全部手に入れる、教育費を準備したいなら準備する、住宅ローンを無事返せる、旅行や他にやりたいことがあれば全部やる。これらのことを今の収入でまかなえるかどうかを確認します。

その上で、

実現できそうならそのまま進めばいい

今の収入やこれから得られるであろう収入でやりたいことも欲しいものも全部実現できそうだということがわかれば、そのまま進めばいいということがわかります。

このままでいいんだという大きな安心感を手に入れることができるでしょう。

こうなれば理想ですが、必ずしもそうではありません。

実現できそうにない場合は2つの選択肢がある

では、資金計画をする、つまりあなたが送りたい理想の人生を送るために収入が足りなければどうするのか?

その場合は2つの選択肢があります。

1つ目:支出が収入の枠の中に収まるようにあなたがやりたいことや欲しい物を諦めていく作業をする

マイホームの予算を下げる、車を新車ではなく中古にする、旅行を減らす、やめる、子どもの学費は奨学金にしてもらう、生活費を削るなどなど、支出を減らす作業を行います。

こうすることで、かんたんにあなたが借りても大丈夫な住宅ローンの金額を知ることが出来ますし、経済的には安心して生活できるようになります。

しかし、あなたは本当にそんな人生を送りたいでしょうか?何もかも妥協するような生活を送りたいのでしょうか?

そうだと思う。欲しいものややりたいことを諦めてもいいから経済的な安心感のほうが大事だということでしたら、人生に折り合いをつける作業をFPなどと相談しながらでもされるといいと思います。

そうは思わない、何も妥協することなく自分の人生でやりたいことや欲しいものは全部実現したいと思われるなら次の選択肢を選んでください。

2つ目:収入を増やす

FPに相談して出てくる資金計画の結果はほとんどの場合で「このままいったら」というのが前提になっています。

「このままであれば、借りても大丈夫な住宅ローンの金額は○○万円ですよ。」という結果になります。

確かに、このままいけばそれ以上住宅ローンを借りるのは厳しいかもしれません。しかし、このままいかなければ、収入が変われば結果も変わります。

今のままなら厳しい住宅ローンの返済も、収入が増えることで楽に支払えるようになります。今のままなら厳しい新車の購入も、教育費の準備も、海外旅行も、収入が増えればできるようになります。

どうすれば、理想とするマイホームを買い、我慢や妥協のない豊かな生活を手に入れることができるのか?という方向へ意識を向けます。

どちらの選択肢がいいか?ということですが、私は2つ目の収入を増やすという選択肢を強くオススメします。

なぜなら、収入が増えることで人生の可能性が広がるからです。できることが増えます。手に入る物も増えます。我慢や妥協が減り、そのうち無くなります。

私自身、一番最初は返済がムリな住宅ローンを借りました。しかし、「どうすればこの住宅ローンを払えるようになるか?」「どうすれば、欲しい車を買えるようになるのか?」という意識を持ちました。その結果、今住宅ローン返済は余裕のよっちゃんでできますし、欲しい車も、車だけじゃなく欲しいものは全部買えるようになっています。

これが、私が家を買うときにきちんとFPに資金計画をして予算内の買い物をしていたら、未だに収入もさほど変わっていないでしょう。考えただけでもゾッとします。

収入を増やすなんていうことは誰でも簡単にできることです。

ファイナンシャルプランナーへの相談を通じて、住宅ローンや資金計画だけではなく、あなた自身がどんな人生を送りたいのか確認してみましょう

いろんなタイプのFPへ相談するメリットとデメリットを伝えてきましたので、この情報を元に相談するFPを選んで貰えればと思います。

あなたが選んだタイプのFPへの相談は、住宅ローンをどれにするかやマイホーム購入の予算がどうのこうのという表面的なことだけではなく、あなた自身がこれからどんな人生を送りたいのかということを確認するためにも使うといいでしょう。

そして、最終的には出来る限りあなたが本当に生きたい方向へ進むのをサポートしてくれるFPを選ばれるといいと思います。

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あなたにとって一生に一度の買い物。もちろん、どれも失敗したくないですよね。ただ、これら5つの失敗を全て避けようとすると、本当にたくさんの時間と手間がかかりますよね。

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