お笑いと言う仕事
人を笑わせる方々(芸人)をとても尊敬しています。
ひとを怒らせることはそう難しいことではなく、悲しませることもそう難しいことではなく、喜ばせることもそう難しいことではないけれど、笑わせるということはとても難しいと思っています。そういう意味で芸人さんは凄いと思います。
最近、植木等さんの「だまって俺について来い」を聞いて、現代にない風情があっていい歌だなと思ったんですが、母によると植木さんの御実家はお寺さんで本人は真面目な性格であるのに世間は歌のまんまのイメージを持っていたからそのギャップに戸惑いもあったそう。
でもとてもいいエピソードが・・。
そんな真面目な性格であるから「スーダラ節」の楽譜をはじめて渡された時には、「この曲を歌うと自分の人生が変わってしまうのでは」と真剣に悩んだ。父親に相談すると「どんな歌なんだ?」というので植木はスーダラ節を歌ってみた。激しい正義感の持ち主の父の前で歌ったあまりにふざけた歌詞に激怒されると思いきや、父は「すばらしい!」と涙を流さんばかりに感動した。唖然とする等が理由を尋ねると、「この歌詞は我が浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の教えそのものだ。親鸞さまは90歳まで生きられて、あれをやっちゃいけない、これをやっちゃいけない、そういうことを最後までみんなやっちゃった。人類が生きている限り、このわかっちゃいるけどやめられないという生活はなくならない。これこそ親鸞聖人の教えなのだ。そういうものを人類の真理というんだ。上出来だ。がんばってこい!」と諭され、植木は歌うことをついに決意した。このエピソードは、植木が歌手として生きていく上での生涯の支えになったという。
そういえば、わたしは天然とよく言われます。自分では普通のつもりです。でも時折、後輩芸人さんにいじられている板尾さんをみてそれ変なの?と思う時点でやはりそうなんでしょうね、きっと。
おっちょこちょいでそそっかしくもあるので笑って貰える失敗談にはこと欠きません。でも、失敗談を面白おかしくは話せません。話せたらどんなにいいだろうと思うことはよくあります。
クリスマス前なのでサンタにお願いしてみようかと思います。
で、今日は板尾さんの板尾日記のこの↓フレーズが好きでピックアップしました。
最低なわたしは三巻まで読みました(笑)
三巻の適当にえいっとめくった日記をご紹介。
■7月28日
13半NHK入りで「日めくりタイムトラベル」の収録。俺の産まれた年、昭和38年の出来事を振り返る番組だが、記憶に無いことなので、ふーんと思うところはあるが、懐かしさは無く、やはり38年に大人だった人達が観て面白い番組のような気がする。
現在10巻まで出版。どうやらこれで完結のよう。
板尾さんが監督された映画板尾創路の脱獄王もよかった♪
以上。
わたしのまわりはマイコプラズマが流行っております。寒くなってきましたが、みなさま、御身体くれぐれもお大事に。(2016年冬の気配がする季節より)