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ぼっちになりやすい人の4つの傾向&改善法について

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ぼっちという言葉をご存知でしょうか? 多様化する人間関係において問題視されることも増え、耳にする機会が多くなってきた単語「ぼっち」。

その意味や特徴、問題点といったポイントを丁寧に解説していきたいと思います。

要チェック項目

□ぼっちとは人間関係を上手く築けない人を指す言葉

□SNSの登場など複雑化する人間関係において、ぼっちの問題はより深刻化している

□ぼっちの対処ではまず孤独感の解消が大切

ぼっちの意味とは? 市民権を得てきた新語を解説

最近しばしば話題に上るようになってきた「ぼっち」のこと。皆さんはどの程度ご存知でしょうか? 意味は知っているという方も少なくないでしょうが、「ぼっち」とは要するに「一人ぼっちの人」を表す言葉です。

つまり親しい友達や交際相手、余暇を一緒に過ごす仲間の居ない人を指す単語ということになります。

ぼっちの当事者である本人はとても辛いはずです。しかし、どうしても軽く聞こえてしまう「ぼっち」という言葉が広まってしまったことで、問題がさらに複雑化しているきらいもあります。

ぼっちの人に接する際は決して問題を軽く見ること無く、真剣に相手と向き合うことを迫られるでしょう。

ぼっちが引き起こす問題は社会生活への影響も

ぼっちの問題としてまず挙げられるものに強い孤独感があります。

例え何かしらの趣味などを持っていて余暇を一人で過ごすことができたとしても、ふとした際に孤独感に苛まれるなどすると心は確実に疲弊していきます。

心が疲弊した状態というのは大きなストレスを抱えていることと同義です。それは普段の振る舞いから余裕が失われることに繋がり、周囲からひときわ孤立してしまうことにもなりかねません。

そうなると本人の社交性や自信はさらに衰え、もはや普通の社会生活を送れなくなる恐れもあります。

また、大きなストレスは心身の異常をももたらします。何だか気分や体調が優れないといったものならまだしも、強いストレスに苛まれ続ける状態は病気を誘発しかねません。

うつ病や過敏性腸症候群などの胃腸疾患、直接的に命に関わる病気を呼ぶことだって無いとは言い切れません。ストレスを抱えた状態は逃避的な行動、すなわち何かへの依存という形に帰結しやすい面もあります。

その場合インターネットやアルコールなど没入できるものに依存しやすくいため注意が必要です。このように「ぼっち」の影響は本人自身のあり方に様々な変化を与え得るのです。

ぼっちになりやすい人の傾向をチェック

ぼっちになりやすい人には傾向があると言われています。以下の項目をチェックして、自己分析を行いましょう。

1.引っ込み思案である

こと。言うまでもなく新しい人間関係を築くのが苦手なため、昔からの友人などが居ない場合、例えば進学などを機に孤立しやすくなります。

2.日常会話が咄嗟に出てこない

挨拶やニューストピックの話題などは人間関係の基本ですが、別にしたくない訳ではないのに咄嗟に適切な言葉が出てこないという人は居るものです。当然、人付き合いも深まりづらくなってしまいます。

3.見た目上のコンプレックスがある

誰かと会話をするとなると、どうしても相手と向かい合う必要があります。そういった場面を『相手に自分を見られたくない』という理由で避けてしまうと、必然的に交友関係は広がりづらくなります。

4.一人っ子である

兄弟姉妹など血の繋がりがある相手はそう簡単に離れていかないため、人付き合い経験の練習台には最適とも言えます。そういった相手が居なかったという要素はコミュニケーション能力の欠如を招く可能性があります。

なぜぼっちに? 性格のせいと断じられない側面も

仮にぼっちになりやすい状態にある、またはあった人でも必ずぼっちになっている訳ではありません。

逆に皆の人気者であったり、社交的であった人が突然ぼっちになってしまうことも決して少なくありません。

性格のせい、などとは必ずしも断じられないのです。では、人はどういったきっかけで「ぼっち」になってしまうのでしょうか?

心の病 トラウマなどきっかけに

まず第一に対人恐怖症など心の病を発症したという場合が考えられます。誤解されがちですが、心の病の誘因は様々ですから幼少期のトラウマなど少しのことでも発症する可能性があります。

人気者など心の病とは縁遠そうな人でも十分に発症し得るので、油断することはできません。

また、心の病は見た目に表れないせいか甘く見られる傾向にありますが、その名の通り病気ですから、基本的に自分の力だけでどうにかなるようなものではありません。

そのため、あれよあれよと「ぼっち」になってしまうということも当然あり得る訳です。

人付き合いの複雑化 インターネットなど遠因との指摘も

社会環境や人間関係の複雑化という要素がきっかけになることもあります。

SNSの利用などによって煩わしい人間関係に巻き込まれることで生まれる「LINE疲れ」や「SNS疲れ」という言葉が聞かれるようになって久しい昨今。

周囲の「流れ」に付いていけず、結果としてはみ出し者、つまりぼっちになってしまう状況はもはや珍しくありません。

どこに落とし穴があるか分からないのが人間関係の怖さと言えるでしょう。

ぼっちの改善方法

図らずもぼっちになってしまった人は辛い孤独感に苦しんでいることが多いでしょう。そんな状況を改善する方法はあるのでしょうか? 対策例をご紹介していきます。

友人作り

その状態に対する特効薬として、やはり一番の方法はぼっちでなくなることです。勇気を出して一歩踏み出し、身近な人と交流を持ってみましょう。

自分にできる範囲、些細なやり取りで十分です。その勇気が何かを変えるきっかけになることは意外と多いものです。

インターネットの活用

例え身近に仲良くできる人が全く居ないという人でも、交流する相手は何も目の前に居る誰かでないといけない訳ではありません。

インターネットは依存の危険、不特定多数の人と容易に接触できる危険などもありますが、上手に使えば誰かと友好を深めるきっかけになり得ます。

いきなりが不安であればインターネット上で完結する交流だけでも意義はあるでしょう。要は本人の孤独感を和らげてくれるかどうかが大事なのです。

打ち込める何かを見つける

少し極論になりますがぼっちであっても孤独だったり生活に支障が無ければ構わないと言えるかも知れません。

ぼっちである自分を受け入れ、何か没頭できるものに取り組むことなどで日々に満足できるなら、無理に友人や仲間を作る必要は無いとも言えるのです。

ぼっちを重荷にしないことが大切

ぼっちは辛い、と感じる人は少なくないでしょう。しかし、仮にぼっちの人が居たとしても皆がその人を嫌っているなどということは滅多にないでしょう。

ぼっちであることをあまり重荷に感じず、一歩踏み出す勇気を持つことが大切です。

また、例えぼっちでも自分を全否定する必要はありません。何かで日々の充足が得られるなら、例えぼっちでも自分は空っぽでは無い、深く気に病む必要は無いと考えることが状況の改善に繋がります。

(監修:Doctors Me 医師)

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