現在、うちの会社が忙しい。このブログを書く余裕がないほどだ。具体的に言えば、出勤時「いってきまーす!」→帰宅時「もうイヤー!会社行きたくなーい!」と布団に潜り込んで、大の大人が枕を濡らす。
それくらい一日一日の出勤で、遠慮なく私の体力や気力を刈っていく。明日の出勤を考えると、「よしっ!亡命だ!」と前向きに検討してしまう、そんな日々を送っている。
そんな私だからこそ言いたいが、私は別に仕事が嫌いではない。どちらかと言うと、仕事が好きな方だ。誤解しないで欲しい。私は社畜ではない。ワ◯ミに洗脳された「働くの大好き!」君でもない。
単純に私は、仕事を一日中働き終え、やり遂げた達成感と心地良い疲労感が好きなだけである。どんなにきついプロジェクトであっても、個人のキャパシティーを超える仕事ノルマであっても。
「ボ、ボク負けたくない!」といった私個人のちっぽけな意地と勇気で真正面からぶつかっていく。そして困難を乗り越えた時のカタルシスがたまらない。仕事後の一杯がめちゃうまい。
ここで私は普段は会社で一般事務系の仕事を担当している。そしてうちの会社の部署は、いい意味でも悪い意味でも「私は仕事大好き!」系が多いのである。そして総じて、その人々は周囲に「もっとベースを上げてよ!」と欲求してくる。
例えるなら、普段は運動もしていない高校生が、運動大会が近づくと「もっと頑張っていこーぜ!」と無駄にやる気を出しまくり、クラス中を自分のベースに引っ張ろうとしてくるようなものである。
ノリがよいか運動好きな人にはともかく、そうでない人には「うざっ!」としかいいようがない。しかし悲しき日本人かな。周りの空気を読んで、周りに合わせてしまうのが得意。もはや様式美。
そんな私の周囲も、若い女性で真面目な会社員が多い。中でもYさんは特に「仕事大好き」人間。
恐らくYさん自身は、仕事そのものは好きではないのかもしれない。しかし他人から認めてもらいたい自認欲求が強い。その一念で、Yさんは常に自ら仕事を求め、必死に頑張るのである。
そんなYさんはどう見ても「オメー!女を捨ててるやろ!」女。お化粧どころか身だしなみさえ捨ててるレベル。ルックスは別においたとしても。
具体的に言えば、いつもYさんの服には、白い粉がついている。後にそれがフケだと分かった時、私は内心で衝撃を受けてしまった程だ。フケがある女性はアカンやろ。いくらなんでもダメやろ。私はそんなYさんを処女と見ている(私の超偏見)。
そんなYさんにライバル意識を持ったのか、最近は周りも仕事をバリバリ頑張っている。しかし待ってほしい。無理してオーバーベースで働くと、待っているのは強制有給休暇消化コースだ。なのに、Yさんの頑張りについつい周りを巻き込まれ、うちの部署は毎日がオーバーワーク状態。
仕事大好き?他人から認めてもらいたい?それは大いに結構だ。結構だとも。しかし、周りを巻き込むのはやめてクレメンス。周りを「私ももっと頑張らな!」と謎の焦りやあおりを刺激するのはやめてチョンマゲ。
しかし悲しきかな、オーバードライブモードで仕事をこなすYさんに対して誰も文句を言えない。止められない。上司も見て見ぬふり。きっつーである。
各自が「YさんはYさん!アタイはアタイ!」と面皮厚くなれればいいのが、悲しきかな。Yさんのベースに引っ張られて、ついつい仕事のベースをあげてしまう人々が出て来る。当然、彼女らも処女(以下略)。
そして当然のように自分の体を壊し、「今日は一日中休みます」と有給休暇を使う人が続出してくる。当然、そのしわ寄せが私にも来る。きっつーである。
と、私は何もYさんをバカにしていない。むしろ「向上心があっていいじゃん!」と敬意を払っている。
しかし、この熱気というか狂気を職場に持ち込むのは、正直やめてほしい。最近、私自身の仕事もオーバーベースで上げざるを得ず、きっつーである。
そんな私は、Yさんに対し、強くこう主張したい。
「オメー、とっと処女捨ててこい!仕事に逃げんじゃねー!女を捨てんじゃねー!」
と。
もちろん、目の前に向かっては言えない。Yさんは号泣するばかりか、「アキオさんのセクハラ!」で即訴えられる。懲戒解雇処分。ハローワークのお世話になってしまう。なので、チキンな私はこのブログでこっそり主張している。
さぁ、私も頑張ろう。Yさんの熱意に負けないようにしよう。年上のおっさんのちっぽけな意地や誇りを持って。
なぁに、いざとなったら「私、親戚のおばあちゃんが亡くなりました!」と、架空のおばあちゃんを勝手に殺した設定にし、逃亡すればいい話だ。なお、この技を使うのは4回目。4人目のおばあちゃんが亡くなった計算になる^^
以上ー!
文字数1975文字
所要時間1時間38分