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永尾廣久氏を批判する
2010年01月02日17:07
 20100108付法律新聞(第1835号)に弁護士人口激増路線について、永尾廣久氏の見解が掲載されています。
 永尾廣久氏は、①弁護士人口が「やみくも」に増えたことで地方にも弁護士が行くようになった、②若手弁護士を欲しがっている事務所が多数ある、③自分の事務所にも新人弁護士(司法修習生)が来るようになった、などと弁護士人口激増の効用を力説しています。

 しかしながら、地方に弁護士が足りないのは弁護士人口の問題ではありません。地方が経済的に破綻しているのですから、独立自営業者たる弁護士が地方に行けないのは当然です。まさにひまわり基金事務所のような制度設計の問題です。
(確かに、食えない弁護士、就職にあふれた弁護士が地方に行くという傾向があるようですが、それがあるべき姿といえるのでしょうか。)
 若手弁護士を欲しがる事務所が多いとも言いますが、その根拠たるや、「いい人がいたら紹介してほしい」という程度のものです。それは必ず採用することを意味しません。永尾廣久氏は、そのような常識もわからないのでしょうか。
 さらには言うに事欠いて、自分の事務所に司法修習生が訪れるようになったなどとよく恥ずかしげもなく言えるものです。修習生が来なかったのは、自分に魅力がなかったということを公言しているだけのことです。
 これは、自由法曹団が弁護士人口激増に賛成したことの本音でもあります。自由法曹団は共産党系と言われ(私もかつては所属していました。)、なかなか人集めに苦労していました。そのため、99年の自由法曹団の総会では日弁連の総会に先立って弁護士人口激増(司法審路線)の受け入れを採択するのですが(正式名称は失念しましたが、~提言(案)というものです。)、まさに党利党略でした。
 札幌の自由法曹団弁護士は、その当時はまだ良識があり、そのような言動を批判していました(ある札幌の自由法曹団弁護士は、「ネズミを捕る猫が少なくなったが、激増させれば少しはネズミを捕る猫が増えるという発想」と言って東京を中心とした自由法曹団弁護士を批判していました。「ネズミを捕る猫」とはまさに自由法曹団事務所に就職してくれる、ひいては共産党員弁護士になってくれる弁護士のことを指します。)。
 永尾廣久氏は、語るに落ちたというべきでしょう。

 なお、永尾廣久氏は、「最近の弁護士はレベルが低いなどと嘆いても仕方ない」とまで述べていますが、無責任にもほどがあります。
 そのことによって迷惑を受けるのは誰なのですか。
 本当に永尾廣久氏は許し難い存在です。

参考 永尾廣久氏を批判する記事等
 ろーやーずくらぶ 在野性と権力
 自由法曹団通信1135号 永尾廣久日弁連副会長を批判する 渡辺脩



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