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声失った校長が命の授業
がんで声を失った中学校の校長が、高校生に命の大切さを語りかける授業が宇部市の高校で開かれました。
この授業は、宇部市の宇部西高校が開き、10年あまり前にのどのがんで声帯を摘出して声を失った下関市立川中中学校の児玉典彦校長が招かれました。児玉校長は声帯の代わりになる特殊な器具をのどに当てて31日の授業に臨み、教師にとって大切な声を失って治療する気力をなくしたことなど当時の気持ちを振り返りました。
一方、娘から「とにかく生きて欲しい」と泣きながら懇願されたのを機に「自分のためではなく、家族のために生きようと思うことで力がわいてくるようになった」と話し、命を大切にし、誰かのために困難を乗り越えることが生きる喜びにつながると語りかけました。
参加したおよそ500人の生徒たちは真剣な表情で児玉さんの話を聞いていました。
1年生の男子生徒は「これからはもっと周りの人のためになるようなことをしたいです」と話していました。
10月31日 20時22分