投内連係でミスを連発した藤浪。期待が大きいからこそ首脳陣もファンもハードルは高くなる(撮影・岩川晋也)【拡大】
阪神1軍秋季キャンプ(30日、安芸タイガース球場)これもエースへの道! しっかり頼むで!! 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が30日、キャンプ初の投内連係で、いきなり“4連続エラー”を犯した。日曜日とあって満員のスタンドからは「しっかりしろ!」と厳しいヤジ。投手のミス、バッテリー間のミス撲滅は金本知憲監督(48)が掲げる今キャンプのテーマだけに、復肩を期す来季へ、守備向上も目指していく。
えっ、また!? おいおいおい…。気温25度と好天に恵まれた南国土佐。日曜日とあり2500人もの虎党が詰めかけた安芸市営球場がざわめいた。今キャンプ初となる投内連係。そこで藤浪が4球連続で、捕球ミスを犯してしまったのだ。
「あれは、実戦では捕れないです。これからも実戦を意識してやっていきたい」
藤浪は短いフレーズの中に“反省”の意味を込めた。たしかに1球目から3球目まで、久慈内野守備走塁コーチの放ったゴロは、やや三塁よりの低く強い打球。藤浪は逆シングルで捕球しようとしたが、グラブの下を何度も抜けた。難しい打球だったのは否めない。