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【大リーグ】

カブスは崖っぷち 1勝3敗からの逆転世界一確率は13%

2016年10月31日 紙面から

◇WS第4戦 インディアンス7−2カブス

 カ軍は攻守に精彩を欠き、土俵際に追い詰められた。2度のWS優勝と百戦錬磨のはずのラッキーは5イニングを4安打3失点(自責2)。1点を先制してもらった直後の2回に2失点で逆転された。

 特に痛かったのは2失点目。投手クルバーにボテボテの三塁内野安打を許し、さらに一塁送球が左にそれて生還を許した。球団地元紙シカゴトリビューン(電子版)によれば、ラッキーは「なぜあれが安打なんだ? どんな惑星でも、あれが安打のわけがない」と記録員に憤り、この回だけで2つの送球エラーを犯したブライアント三塁手は「ボールをしっかり握ってから投げるべきだった」とうなだれた。

 自慢の強力打線もふがいなかった。得点圏に走者を置いて6打数1安打で、凡退した5打席は2〜5番の主軸で、マドン監督も「ミスもあったが、勝つチャンスを得るには打線がもっと攻撃的にいかなければ」と渋い顔。イ軍の強力リリーフ陣は無敵状態で、指揮官は「とにかく得点でリードしなきゃいかん。終盤にリードしていれば、あっちの救援陣と顔を合わせなくて済むんだ」と力説した。

 「絶対に必要なのは『1連勝』だ」と同監督。まずは第5戦を取らなければ、108年ぶり世界一の夢はついえる。

<イ軍の優勝確率は87%> 第4戦を終えて3勝1敗としたチームがWSを制覇したのは過去46度のうち40度で確率87%。逆に1勝3敗から巻き返しての優勝は6度で、最近では1985年のロイヤルズの例がある。

 

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