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【プロ野球】

ソフトB、秋季キャンプで米びつトレ導入

2016年10月31日 紙面から

米びつに手を突っ込み握力を鍛えるソフトバンク・東浜(三笘真理子撮影)

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 結果に“コメット”します−。宮崎秋季キャンプ2日目の30日、投手陣の体力強化メニューに秘密兵器が加わった。プラスチック製のケースには約10キロの古米がギッシリ。両手を突っ込んで複数の動作を繰り返し、前腕を鍛えた。工藤監督も現役時代に取り入れた“米(マイ)ザップ”だ。

 ギュッギュッギュッ。薄暗い室内練習場の隅で、投手陣が次々と顔をしかめた。古米が詰まったケースに両手を突っ込み、前後に動かしたり、手首を固定してグルグル回したり、中で手のひらをグーパーグーパー…。「投手は前腕が大事なんだ」と工藤監督。ゴムチューブを使っても前腕は鍛えられるが、「手のひらに広げる動きで鍛えるのは難しい」。地味だが、きつそうな練習は握力向上につながるという。

 シーズン中、ヤフオクドームのウエートルームに置いてあるケースを、チームはわざわざ宮崎に持ち込んだ。「腕が張りますよ」。久しぶりに体験した岩崎は苦笑い。来季は実りの秋を迎えるため、古米に祈りを込めた。 (谷光太郎)

 

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