拳銃所持容疑で紀北町議逮捕 暴力団との関係捜査 県警

【捜索を受けた東容疑者の自宅=紀北町相賀で】

【捜索を受けた東容疑者の自宅=紀北町相賀で】

【北牟婁郡】自宅で拳銃二丁と実弾を所持していたとして、津署と県警組織犯罪対策課は一日、銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで、紀北町相賀、同町議会議員東篤布容疑者(62)を現行犯逮捕した。県警は暴力団が関係している可能性もあるとみて、所持目的や入手経路を調べている。

 逮捕容疑は、一日午後四時ごろ、同町相賀の自宅で、法定の除外事由がないのに回転式の拳銃二丁と実弾十一発を所持していた疑い。「間違いありません」と容疑を認めている。

 同署によると、同署に情報提供があり、県警組織犯罪対策課と共同で捜査していた。一日に自宅を捜索したところ、二階の寝室から拳銃二丁と実弾十一発を発見し、押収した。弾は二十二口径と三十八口径のものとみられる。

 東容疑者は合併前の旧紀伊長島町議を経て、平成十八年に紀北町議に初当選し、現在三期目。二十三年には詐欺容疑で逮捕されている。

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