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三重県町議が拳銃&実弾所持…2丁と11発にモデルガンも

スポーツ報知 10/3(月) 6:07配信

 三重県警組織犯罪対策課と津署は2日、銃刀法違反(所持)と火薬取締法違反容疑で同県紀北町議の東篤布(ひがし・あつのぶ)容疑者(62)=同町在住=を現行犯逮捕した。事前にもたらされた情報提供をもとに、津署が容疑者宅を捜索したところ、回転式拳銃2丁と実弾11発を発見、押収した。

 調べに対し、東容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。県警は暴力団が関係している疑いもあるとみて、所持目的や入手ルート、動機などについて調べる。

 逮捕容疑は1日午後4時ごろ、自宅2階の寝室に拳銃と実弾を隠し持っていた疑い。拳銃は高い殺傷能力を持つ38口径と22口径とみられ、県警は鑑定を急いでいる。

 捜査関係者は、詳細について口を閉ざしながらも「極めて巧妙な手口で隠匿されていた」と発見時の状況を明かしている。他にも8丁ほどのモデルガンが見つかっており、関連を調べる。

 東容疑者は2003年に合併前の旧紀伊長島町議に初当選。現在3期目で、無所属。11年には健康保険に加入していない暴力団組長に保険証を貸して不正に使用させたとして県警に逮捕され、詐欺罪で有罪判決を受けている。

 また、12年にも道路交通法違反(無免許運転)容疑で静岡県警に逮捕されている。普通自動車で東名高速を走行中、シートベルトをしていなかったため、県警高速隊が免許証の提示を求めたところ、既に失効していた。

最終更新:10/3(月) 6:07

スポーツ報知