「議員を辞めて」 紀北町民に衝撃 東容疑者拳銃所持で

 【北牟婁郡】自宅に拳銃二丁と実弾を所持していたとして、紀北町議の東篤布容疑者(62)が銃刀法違反と火薬類取締法違反の疑いで津署に逮捕された。現職議員が拳銃所持で逮捕されるという異様な事態に、紀北町では町民や議会に衝撃が広がった。

 東容疑者は以前にも平成二十三年に詐欺罪で有罪判決を受けたほか、同二十四年には道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕されている。

 同町に住む六十代無職男性は「こんな田舎で拳銃を所持しているなんて」と驚きを隠さない。東容疑者の自宅近くに住む六十代女性は「何度か散歩しているのを見かけたことがあるが、話したことはない」とした上で、度重なる不祥事に「あきれている人も多いと思う。議員は辞めてほしい」と非難した。

 同町議会の瀧本攻議長(73)は三日、「非常に残念なこと。町民に対して申し訳なく思っている。本人から議員辞職届が出てくることを望んでいる」と述べ、全議員を集め対応を協議する考えも示した。

 尾上壽一町長は「拳銃は人を殺傷するものであり、住民が恐怖することである。町民の安全、安心を確保するために入手経路などを徹底的に調査し、解明してもらいたい。この地域に拳銃や薬物などが入り込まないように警察当局には強くお願いしたい」と語った。

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