「香港自治 大きな危機」 “強制排除”の議員と単独会見 議場入れず、街頭で活動継続
問題となった就任宣誓で、游氏は原文にない「香港民族」の文言を加えたり、中国を侮辱する表現で言い換えたりしたとして、親中派だけでなく一部の民主派議員からも批判されている。これに対し、游氏は、香港市民から選ばれた議員として「香港人に対するコミットメント(誓約)を示したかっただけだ。後悔していない」と強調した。
游氏は現在、議場に入ることができないが、「街頭や人々との一対一の交流で、多くの仕事ができる」とし、議会の外で活動を続ける意向を示した。その上で、「香港の民主主義は英国統治時代よりも後退している」と憂慮を表明した。
游氏は、2014年に行政長官選挙の民主化を求める道路占拠運動(雨傘運動)の指導者の一人だった。街頭での活動が今後、若者の民主化要求を再燃させる可能性も排除できない。