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フィーライン・アイズ

「好きなものは好き」と主張するハイパーな雑記ブログ

【昭和の特撮】初代ウルトラマン・第16話~青い地球は絶対に諦めない!密かにリベンジを誓った星人の作戦~

ウルトラシリーズ・初代ウルトラマン

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前回の物語はこちら

 

feline3594.hatenadiary.jp

 

 『科特隊宇宙へ』の放映日時とあらすじ

 

★ 昭和41(1966)年10月30日

こちらのサイトで本編(25分程度)をご覧になれます。

 

mvnavidr.blog116.fc2.com

 

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【人類最初の金星探検を目指して、

宇宙ロケット「おおとり」の発射準備が進められている。

宇宙飛行士として乗り込むのは、

ロケットの発明者・宇宙開発研究所の毛利博士、彼自身である。

一方、科学特捜隊は万が一の事故に備えて救助態勢を取っていた。

科特隊が救助態勢を取っているのは、

「おおとり」の第二段ロケットの発火装置に、

疑問があるという噂があったからだ】

 

イデは自動追跡装置を使って「おおとり」の様子を見ていた。

ハヤタはビートルで上空をパトロールしていた。

 

だが、彼らの心配をよそに「おおとり」の打ち上げは成功し、

イデはマッハ6というスピードに衝撃を受ける。

 

喜んだ彼はムラマツにシャンパンで祝うことを提案するが、

ムラマツはコーヒーでいいと答えた。

 

科特隊を訪れていたホシノ少年は、なぜかガッカリした様子だった。

 

彼は憧れている岩本博士のロケットが、

毛利博士に負けたと思っていたのだ。

 

ムラマツはそんなホシノ少年を励ました。

 

「おおとり」は順調に飛行し、

毛利博士は船内で食事を取る余裕を見せた。

 

だが突然、正体不明の妨害電波によって、

「おおとり」からの映像は遮られてしまう。

 

イデが宇宙後翻訳機をつなぐと、

モニターに現れたのは、壊滅したはずのバルタン星人だった。

 

科特隊の面々は信じられない面持ちだったが、

バルタン星人ウルトラマンに復讐するためにやってきたという。

 

そして、毛利博士に思ってもみない悲劇が起こるのだった-。

 

視聴率および出演者など

 

視聴率 : 38.9%

 

ハヤタ : 黒部進

ムラマツ : 小林昭二

アキコ : 桜井浩子

イデ : 二瓶正也

アラシ : 石井伊吉

ホシノ : 津沢彰秀

岩本博士平田昭彦

 

毛利博士 : 池田忠夫

新聞記者 : 堤康久

 

ウルトラマン : 古谷敏

バルタン星人(二代目) : 飛鋪正直


ナレーション : 石坂浩二


制作順 : 17

監督 : 飯島敏宏

特技監督 : 高野宏一

脚本 : 千束北男

 

(敬称略)

 

妙香の感想

 

ウルトラマンでもっとも有名なバルタン星人が再登場しました。

かれの初登場はこちらの記事で書いています。

 

feline3594.hatenadiary.jp

 

この時はハヤタと話し合うなどして、少し話のわかる感じだったんですが、

今回は狡猾で凶暴になっていますね。

 

バルタン星人「われわれはウルトラマンのために宇宙船を爆破されて、

その上、光波バリアを張りめぐらせる暇もなく、

スペシウム光線を浴びせられたために、ほとんど全滅してしまった。

そしてわれわれは、ようやくわれらバルタンの住める星として、

R惑星にたどりつくことができた。

だが、われわれはあくまで地球を諦めない決意だ。

われわれは全人類に挑戦する!」

 

かれらはなんとしても地球に移住したいんですね。

 

故郷を核実験の失敗という形でなくし、

居場所を求めて宇宙をさすらう姿は哀れですが、

地球にここまでこだわるのは戦慄を覚えます。

 

ようやく見つけ出したR惑星を地球のようにするという、

前向きなアイデアは思いつかなかったんでしょうか。

 

地球にバルタン星人にとって必要な何かがあるのかも知れません。

 

「宇宙人の異常な執着」が怖い話でしたが、

ホシノくんを励ますムラマツはよかったですね。

 

ムラマツ「成功率99%のロケットに、

自分で乗り込んで宇宙に飛び出した毛利博士と、

たとえ競争に負けたと言われても、

100%完全なロケットを作り出すまで、

じっと我慢している岩本博士と、科学者として、

果たしてどちらが、勇気のある正しい生き方だろうね。

よく考えてみようじゃないか」

 

毛利博士は慎重な岩本博士と違って、功名心があったんですね。

そうした心の隙を、バルタン星人につけいられたんだと思います。

 

科学者には野心よりも、

地道にひとつずつ結果を出すという実直さが似合うんでしょうね。

 

いい話でしたが、科特隊のコスチュームが宇宙仕様なのか、

ビートルが墜落したR惑星には大気があるのか、

いろいろと気になりましたよ。

 

でも、そうした突っ込みどころがあるのも、

ウルトラシリーズの面白さだと思います。

 

ちなみに、ウルトラマンバルタン星人を倒した技は、

八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)でした。

 

次回は『無限へのパスポート』です。

 

ウルトラシリーズとの出会い

 

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まとめて観たい方はこちらをどうぞ

 

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