ソウル=牧野愛博
2016年10月31日03時08分
10月8日から10日にかけ、日朝両政府関係者が中国南東部で接触したとみられると、日朝関係筋が明らかにした。日朝の接触は9月3~4日に中国・大連でもあったとみられており、日本人拉致問題などで交渉が続いている模様だ。
同筋によれば、接触の場所はマカオで、香港だという情報もある。日本側からは、9月の接触に参加した外務省アジア大洋州局の参事官ら3人に加え、今回は別の高官1人も参加した。北朝鮮側の顔ぶれは明らかになっていない。
日朝は2014年5月のストックホルム合意で、日本が北朝鮮に対する制裁を一部緩和することと引き換えに、北朝鮮が拉致被害者を含む日本人の再調査をすると約束。日本人の遺骨や遺族の墓参についても協議するとした。今回、日本は今年9月の接触の際に続き、合意の確認と誠意ある履行を改めて求めた模様だ。
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朝日新聞国際報道部