沖縄の人々は自らを「ウチナーンチュ」と呼ぶ。沖縄語で「沖縄の人」の意味だが、沖縄県民という言葉ではすくえない思いが、そこににじんでいる。ウチナーンチュって何ですか。
■島唄に込めた外からの愛 宮沢和史さん(音楽家)
僕は山梨人(ヤマナシンチュ)。ウチナーンチュのふりをするつもりはありません。僕にとっての沖縄は民謡です。好きになったのは24歳のころ。何回目かの沖縄旅行で三線(さんしん)を買って、初めて弾いた時、湧き出してきたのが「島唄」でした。毎日、民謡を聴いていたから、体に染みこんでいて。
でも、発売するか、ためらいました。ウチナーンチュではない自分に、島の唄を歌う資格があるのかって。
「魂までコピーすれば、まねじ…
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