例えば、朴槿恵大統領が今年8月15日の「光復節」演説で、「今日は建国68周年を迎えた歴史的な日です」などと“1948年建国”を強調したときは、野党議員らが「大統領の歴史観には問題がある」などと強く反発していたほど。
実際に、韓国の憲法前文には「悠久な歴史と伝統に輝く我が大韓民国は3.1運動で建立された大韓民国臨時政府の法統と不義に抵抗した4.19民主理念を継承して…」となっている。
3.1運動とは、日本統治時代の1919年3月1日に朝鮮半島で起きた独立運動のこと。韓国では現在も祝日となっている記念日だ。
つまり、韓国建国は1919年で、韓国政府が樹立したのが1948年という見方をしている人が多いわけだ。
「政権が変わったらすぐに廃止しろ」
そんななかで国定の歴史教科書が“1948年建国”と確定させたことで、進歩勢力からの反発は必至。