先日放送されていたNHKスペシャル「マネー・ワールド」。
こういうテーマの番組がどんどん放送されるのは、時代が本当に限界を迎えているのかと感じますね。
番組の中でも紹介されていましたが、
「世界のトップ62人が世界人口下位層36億人の総資産と同じ」
という資本主義における超格差社会。
一方でヤングホームレスと言われる若い人たちの失業。
ヨーロッパやアメリアに広がる深刻な失業率問題は、度々ニュースでも取り上げられていますし、世界的な問題になっています。
今までは不景気になったとしても、景気政策で対処してきたけれど、
特にリーマンショック後は成長に関わるエンジンである実質賃金や利子率が低下しているとのこと。
また、経済の大きな要素である消費者の消費マインドも低下している実態があるし、
その状態で政策を打ったとしても長期低迷と言われるように改善の糸口が見えない状況。
人類の繁栄をもたらせてきた資本主義が
人類の繁栄の終わりを告げており
資本主義の歴史的転換点を迎えている
こんな風に番組の中では表現されていました。
それと、番組の中で爆笑問題の太田さんがおっしゃってた言葉が本質的だなと感じました。
共産主義が悪いんだ、社会主義が悪いんだ、っていうことで資本主義になって、今度は資本主義が悪くなるとこれがだめなんだ。
実は、それぞれ良い面・悪い面あってその中間は探れないのか。
不透明で何が起きるのかわからない時代。
資本主義の限界だと警鐘を鳴らす経済学者たちも
資本主義の限界を超える新しい経済モデルを模索しています。
地理的な空間である実物空間から金融空間へ流通の幅が広がり、その金融空間にも今広がりの限界を迎えている。
新しい領域となるフロンティアへの開発・開拓が必要な時代ですね。
どんな領域の開発・開拓が進んで行くのか
人類は資本主義の先にどんな”新たな成長”を見出せるのか
みなさんは、絶望に感じますか?それとも危機をチャンスや希望に変える?
またまた自分は無関心?
プラスの意見やマイナスの意見などさまざまな意見はあるかと思いますが、
こういったものは”無関心”であったとしても"無関係"ではいられません。
自分たちの未来は自分たちで作っていきたいと思います。