よく見ると、ぞっとする千手観音像
群馬県板倉町の町中央公民館に県内外から訪れる人が急増しているそうで、お目当ては展示されている「昆虫千手観音像」。
実はこれ、カブトムシやクワガタ、カナブン、セミなどの昆虫約2万匹で作られているんです。約40年前の作品で、最近になって再ブレークしているようです。
遠くから見ると何とも言えない輝きの観音様に見えますが、近くで見るとゾッとしそう。
この街に住むお爺様が子どもの昆虫採集と標本作りを手伝ううちに、昆虫で立体的な人形の形にすることを思いつき、千手観音像はクワガタのハサミの形が観音の指の形に似ていると感じたのがきっかけだとか。「仏像みたいな形にして残せば、虫の供養にもなる」と唐招提寺金堂(奈良)の千手観音立像をモデルにしたそうです。
虫独特な輝きは真似出来ないだけに美しく見えますが、虫たちが今にも動きそうなくらいリアルなので虫嫌いな人は無理かもしれませんね。