無自覚のうちに精神的に大きなストレスを抱えてる人が多い気がする。
具体的には以下のような「症状」が出ている。
- ささいなことに怒りを感じやすくなっている
- 気持ちが沈んで何も手が付かない
- 炭水化物を多く摂取する
- 自分は価値や長所のない人間だと思う
これらがどんどん悪化すると死にたいと感じたり、大切な人間関係を失ったりする。
しかし、本人は気づかないまま悪化させていくケースが多い。
この記事では、「気づかないうちに死なない」ための方法を紹介していく。
特に子供時代に親から「出ていけ」などというような叱られ方を頻繁にされていた人や、大切にされて育てられた実感があまりない人は注意してほしい。そういった人は上記のような「症状」が出やすい。
ネガティブな思考をループさせてはいけない
辛いことや怒りを覚えること、心を乱されることは日常にあふれている。しかし、それらをずっと引きずってはいけない。ひたすら頭のなかで、他人に愚痴を言ったり、自分を責め続けたりしてはいけない。それは自分の脳に大ダメージを与えてると思ったほうがいい。そのダメージが蓄積されて、脳が破壊されると、それはうつ病である。うつ病とは精神の病気ではない。物理的に脳の一部が故障することである。
思考のループを避けるために考えたことは紙に書き出す
日頃から悲しいことや辛いことがあったら、怒りを覚えたら紙に書きだすといい。
自分の気が済むまで紙に書きだすと、思考のループが止まる。ポイントは「思いついたことをそのまま書くこと」である。
これを繰り返すと、自分でも驚くほど日常的に精神が安定してくる。何度も何度も繰り返すと、紙に書かなくてもある程度は心が安定したままになる。とはいえ、紙に書いたほうが効果は明らかに大きいので、紙に書く癖はつけたほうがいい。
自分で自分を褒める
自信がある人は精神的に安定していて、寛大だったり、くよくよしないことが多い。一方、自己肯定感が低い人ほど精神的に不安定になる。そのため、自信を養う褒められるという経験は非常に重要になる。ここで、自分で自分を褒めても結構効果はあるということを主張したい。
日本人が自分を褒めないのは、おそらく偏差値を重視した教育のせいだろう。他人と比べるクセがついてしまっている。何かを褒めようとするときに他人と比べるとキリがない。過去の自分と比べてどれだけ成長したか、という視点が抜けている人が多い。
自分で自分を褒める際のポイントはどんなに小さくてもいいから根拠を持つことだ。人間は根拠の大小を意識しない。分かりやすさ、明らかさのみを意識する。
例えば、あなたはコーラが大好きで、毎日コーラを2リットル飲んでるとする。そして、健康のために一日に飲むコーラを減らそうと思ったとしよう。次の日、なんとか精一杯我慢して、飲む量を0.1リットル減らした。このとき、情けないだとかこれしか我慢できなかったのか、と思ってはいけない。つい思ってしまっても、そういったネガティブな思考は紙に書いてループしないようにしよう。ここで思うべきことは「自分は毎日2リットルコーラを飲んでたのに、0.1リットル飲む量を減らした(根拠)、よくやった!俺は頑張った!この調子で明日からも減らそう!」という風に自分を褒めることだ。
どんなに根拠や事実が小さくても、それを前向きにとらえること。それがポイントである。
補足:自分のほめ方
補足だが、このときのほめ方は能力を褒めるものではなく、努力を褒めるものにしたほうがいい。コーラを我慢して「自分は我慢強い!」という風にほめると、ほかで何かを我慢できなかった時に、自分への失望感を同時に感じてしまう。「頑張った!」と褒めるとそこで話が完結する。
さいごに
日常にはストレスが氾濫してる。しかし、多くの人はストレスへの対処法を知らない。そして、ストレスを感じてることにも無自覚なことが多い。個人的におすすめなのが、何もなくても毎日その日のことを書き出して、その日のストレスをその日のうちにリセットすることである。ぜひとも上の2つの方法を駆使して、もっと人生を充実してもらえたらと思う。