メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中部またM6.6 建物被害多数

イタリア中部の強い地震で被害を受けた建造物=AP

 【ローマ福島良典】イタリア中部で30日午前7時40分(日本時間同日午後3時40分)ごろ、強い地震があった。米地質調査所(USGS)によると、震源地はイタリア中部ペルージャ県ノルチャの北約6キロで、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.6。防災当局者によると、約20人が負傷したが、死者は確認されていない。

 イタリア中部では8月24日にM6.2の地震があり、300人近くが死亡。今月26日にもM5.5とM6.1の地震が相次いだばかりで、政府や地元自治体が被災者支援や地震対策を急いでいる。

 ノルチャ(人口約5000人)は長年、建造物の耐震化に取り組み、8月24日の地震でも震源地に近かったが、被害は軽微だった。今回は多数の建造物が被害を受けた。

 伊テレビの映像によると、ノルチャ中心部にある教会の屋根が崩落し、がれきで一部の道路が寸断された。住民や修道女が広場に避難し、教会に向かって祈りをささげた。

 8月24日の地震で壊滅的な被害を受けたアルカタ・デル・トロントの当局者によると、村の全域が「危険地区」に指定され、住民は避難中だったため、犠牲者は出なかった。

 首都ローマでも強い揺れを感じた。ANSA通信によると、ローマの地下鉄は安全確認のため、一時運休となった。

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. プロ野球 黒田「15」を永久欠番へ 広島3人目
  2. 大西飛行士帰還 帰国便操縦は任せろ 「全日空」同期約束
  3. プロ野球 広島の街愛するエルドレッド家族 娘も公立小に
  4. プロ野球 日本ハム、札幌に凱旋 チームの活性化に期待
  5. イタリア地震 中部またM6.6 建物被害多数

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]