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ドイツ文学者とその家族たち 13



 観光協会では観光客の中で一番嫌われるのが教師でしたね。
「ガッコの先生、自分たち一番偉いと思っているからね。」
「ドコでもココでも自分の教室のつもりで、ダレでもカレでも自分の教え子のつもりで・・・。」
「井の中の蛙、大海を知らずってあいつらのためにあるような言葉だっ。」
って・・・。

 観光案内所でハッピや浴衣来てみやげ物売っているわたしなんぞは散々連中に教え子扱いされたものでした。もっとも教師をしている人すべてがそうという訳ではないもの、そういう人は珍しくなかったです。かつて教師は聖職といわれたように、教師というは社会や人びとを多々強い方向に導く「導師」であるという意識が全体に関わっていて、それは大学教員も変わりはないと思います。
 しかしそんな教師根性に染まっている人に限ってウチの二階に棲息していたドイツ文学者のことを過大に神聖視し、時にはわたしにも
「先生のお嬢様」
と恭しく接する人もいて、これも迷惑でした。


 ところでウチの二階のドイツ文学者はドイツ文学者の母親の妹である小学校教師A女史にとくに気に入られていたと話しましたが、このA女史が入院したときにドイツ文学者が見舞いに行ったらA女史は同室の患者さんたちにドイツ文学者のことを
「東大出て今はドイツ文学者になっている息子です。」
と紹介したそうです。それにはドイツ文学者も珍しく閉口していましたが・・・。実際には子供が居ないA女史はあちこちに
「わたしの息子は東大出で立派なドイツ文学者なっている。」
と流布していたらしいし、ドイツ文学者の兄や妹の話でも
「あいつはAおばさんに懐いていたから、それでオヤジはアイツを気に入らなかったんだ。オヤジはAおばさん嫌っていてから、それであいつにもイヤな顔していたんだ。Aおぱさんはあいつに『立派な学者さんにおなりなさい。』なんて言っていたから・・・。」
なんていう話は聴いたことはあります。わたしにとって祖父に当たるドイツ文学者の父親は市場関係者だったそうですが、どうもドイツ文学者とは折り合いが悪かったみたいですね・・・。この段階でドイツ文学者は「兄や妹、父とは話が合わない」という構図が出来ていたのかもしれません。

 
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2016.10.21 Fri l ドイツ文学者と家族 l コメント (2) l top

コメント

世間知らず
こんばんは。

>>ドコでもココでも自分の教室のつもりで、ダレでもカレでも自分の教え子のつもりで・・・

 あはは、言えてますね~~ 幸いなことに私の職場ではガッコの先生との関わりはありませんでしたが、同僚が飲み会の時、同じようなことを言っていました。教師になった同級生がいて、クラス会の時、まるで生徒に命令する口調で仕切りたがっていたとか。付き合うのが子供だけだから何時までも世間知らずなんだ、と罵っていました。
 私の従姉も小学校の先生だし、そんな傾向がありますね。これまた幸いなことに仙台から離れた大崎市にいるので、あまり付き合いはありません。

 ネットでも自称研究者は同じパターンですね。池内恵氏の記事を書いたら、「憶測で書くな!」とイチャモンを付けてきた女ブロガーは、有名私大の嘱託講師でした。忙しい、時間がないと言いつつ、盛んにネットしていたから笑えます。大学関係者は暇という俗説を、自ら実証していました。
2016.10.26 Wed l mugi. URL l 編集
No title
コメありがとうございます\(^o^)/

ガッコの先生、仕切りたがりますね。解る解る。
大学関係者は基本的にヒマでした。研究室は狭いから自宅で過ごすことが多いですね。
2016.10.28 Fri l シオリ. URL l 編集
 

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