トヨタ自動車が今年１月から９月までに世界で販売した車の台数はグループ全体で約７５３万台で、ドイツの「フォルクスワーゲン」の約７６１万台に及ばず、世界トップをめぐる販売競争の行方に注目が集まっています。
トヨタの発表によりますと、今年１月から９月までに世界で販売した車の台数は、「ダイハツ工業」と「日野自動車」を含めたグループ全体で、前の年の同じ時期を０．４％上回る７５２万９０００台でした。
これに対してライバルメーカーのドイツの「フォルクスワーゲン」は、グループ全体で前の年の同じ時期より２．４％増加し、７６０万９４００台でした。
トヨタは今年前半に部品メーカーでの爆発事故や熊本地震によって工場の生産ラインが一時停止し、現在、挽回生産を進めていますが、フォルクスワーゲンは最大の自動車市場の中国での販売が好調で、９月までの実績では及びませんでした。
トヨタは年間の販売台数では去年まで４年連続で世界トップを維持しており、年末に向けたフォルクスワーゲンとの販売競争の行方に注目が集まっています。