小学生など8人死傷 急ハンドルでバランス失ったか

小学生など8人死傷 急ハンドルでバランス失ったか
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横浜市で軽トラックが小学生の列に突っ込み、1人が死亡、7人が重軽傷を負った事故で、軽トラックは事故の直前、道路脇に止まっていた車をよける形で急に方向を変えたあと蛇行したと見られる痕跡が路面に残っていたことがわかりました。警察は、急ハンドルをきり車体のバランスを失ったと見て調べています。
28日、横浜市港南区の市道で、軽トラックが前の軽乗用車に追突したあと、はずみで登校中の小学生の列に突っ込み、1年生の田代優くん(6)が死亡したほか、小学生4人を含む7人が重軽傷を負いました。

警察は、運転していた合田政市容疑者(87)を過失運転致死傷の疑いで逮捕し、30日、検察庁に送りました。

その後の調べで、軽トラックは事故の直前、30メートルほど手前の道路脇に止まっていた車をよける形で急に方向を変えたあと、蛇行したと見られるタイヤの痕跡が路面に残っていたことが警察への取材でわかりました。

路面にはブレーキをかけた痕もなかったということで、警察は、スピードを落とさずに急ハンドルを切ったことで車体のバランスを失ったと見て事故の状況を詳しく調べています。

調べに対し、合田容疑者は「とんでもないことをしてしまった。どこをどう走ったか覚えていない」と供述しているということで、警察は、健康状態についても調べています。