徹子は、始まったばかりのテレビの現場で、森繁久彌(吉田鋼太郎)や渥美清(中村獅童)と出会う。徹子と渥美は会えばケンカを繰り返していた。カラー放送も始まり、寝る暇もないほど忙しくなった徹子は、ある日過労のためスタジオで倒れてしまう。入院した徹子は、渥美と夫婦役を演じているドラマにも出られなくなる。病室で見たテレビで、渥美のあるセリフに徹子はショックを受ける。
ドラマの第2回では1958年(約60年前!)の紅白歌合戦と、伝説のバラエティー番組「夢であいましょう」の収録風景が再現されています。
↑黒柳徹子さんが司会をつとめた第9回の紅白歌合戦と、その再現。
紅白歌合戦の再現なので、もちろん収録はNHKホール…ではありません。NHKホールは1972年の完成です。この年は新宿コマ劇場からの放送でした。歌手達が他の劇場とかけもちのため、なかなか現れない混乱ぶりを再現します。
↑金魚が泳ぐオープニング映像を再現しました。
歌とコントを組み合わせた斬新な演出、そして美しいセットで世の中の話題をさらった伝説のバラエティー番組「夢であいましょう」。坂本九さんの大ヒット曲「上を向いて歩こう」もこの番組から生まれました。美術スタッフが総力を挙げて、当時のセットを再現しています。当時から、バラエティーという言葉があったことに驚かされます。
第2回の放送終了後に、番組の美術やセットに関する特集記事を掲載する予定です。こちらも是非、お楽しみください。