【神機】「GPD WIN」キーボード付き超小型Windows 10搭載PCがAmazonで販売中
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幾度か当ブログでもお伝えしてきた、夢のパームトップPC、「GPD WIN」。
5.5インチの液晶を持ち、350gのキーボード付きの小さなボディながら、CPU Atom X7-8700 Quad CoreとWindows 10を搭載したれっきとしたPC。
6,000mAhの大容量バッテリーを搭載(※)して、長時間駆動にもこだわった作り。
※8インチWindowsタブレットのVivoTab Note 8が3,950mAh
キーボード付きの小型端末を愛好する者にとって、絶対に看過できない機種です。
2016年2月にクラウドファンディングサイトINDIEGOGOで出資者を募集開始したところ、あっという間に目標額を達成。
時は流れ2016年10月、出資者の元に続々と「GPD WIN」が届き、全国のあちこちで歓喜の声が上がっているというのが今です。
indiegogoで一口乗っていた、小型Win10PC『GPD WIN』が無事届いたのでいじくり回したいのだけど、出掛ける時間だ 画像は3DSLLとの対比 このナリで普通にWindowsなのが奇妙で面白い pic.twitter.com/zgvBRAO3lD
— Takeo Kido (@KidTak) 2016年10月29日
そんな「GPD WIN」ですが、Amazonでも販売が始まっていました。
僕の手元にも届いたのですが、この手のキーボード付き小型端末といえば、最後に買ったのが2010年のIS01。今でもたまに使うNetWalkerは2009年の発売なので、発売されてから6〜7年は経過していることになります。
勢いで、過去登場した主要なキーボード付き小型端末をリストにしてみました。
発売年 | 機種 | OS |
---|---|---|
1994年 | hp 200LX | MS-DOS V5.0 |
1995年 | IBM Palm Top PC 110 | DOS J7.0/VもしくはWindows 3.1など |
1998年 | CASIO CASSIOPEIA A-60 | Windows CE 2.0 |
2001年 | PSION 5mx Pro日本語版 | EPOC32 |
2002年 | hp Jornada 728 | Handheld PC 2000 |
2003年 | NTT docomo Sigmarion III | Windows CE.NET 4.1 |
2003年 | SONY CLIE PEG-UX50 | Palm OS 5 |
2006年 | SHARP Linux Zaurus SL-C3200 | Lineo uLinux |
2006年 | SONY VAIO type U VGN-UX90PS | Windows XP |
2007年 | SHARP Advanced/W-ZERO3 [es] | Microsoft Windows Mobile 6 Classic |
2009年 | UMID mbook M1 | Window XP |
2009年 | SHARP NetWalker PC-Z1 | Ubuntu 9.04 |
2009年 | Nokia N900 | Maemo5もしくはMeeGo |
2009年 | WILLCOM D4 | Windows Vista |
2010年 | au IS01 | Android OS1.6 |
2010年 | Viliv N5 | Windows 7 |
2010年 | FMV-BIBLO LOOX U/G90N | Windows 7 |
2011年 | NTT docomo F-07C | Windows 7 |
2011年 | OpenPandora GmbH OpenPandora | Linux / Android |
2016年 | GPD WIN | Windows 10 |
スマートフォンとタブレットの台頭で小型キーボード付き端末が絶えて久しいところへ、彗星のように現れたのが「GPD WIN」。ここ数年の断絶から救ってくれました。
GPDは元々Android OSを載せたゲーム向けのハンドヘルド端末を作っているメーカーとして実績があり、今回PCゲームを外に持ち出す目的をもって作られたのが「GPD WIN」なのですが、PCともなれば使い方は自由です。僕としてはそれとは違う文脈で期待を寄せていました。こうして実物を手にすることができて感激しています。
過去のキーボード付き小型端末といっしょに並べてみました。
このような端末は日本のメーカーが得意としていて、かつてであればSHARPやSONY、NECやTOSHIBAが作っていたはずのものですが、今やどのメーカーもPCから撤退して、このようなニッチな端末を作る余力はどこにもありません。
日本の落日をまざまざと実感させられますが、肩代わりしてくれるメーカーが出現したことを素直に喜びたいと思います。
それは置いておいて、「GPD WIN」は素晴らしい! スケジュール通りにちゃんと出たというのもプロジェクトの始動から出資者の手元に届くまで2年を要したOpenPandoraの騒ぎを思えば本当に凄いことですし、過去に発売されたキーボード付き小型端末が時代遅れになる中、最新の内容が盛り込まれたということも本当に奇跡。
ポインティングデバイスがタッチパネルとアナログスティックしかないといった気になる点もあるのですが、おいおいレビューしていこうと思っています。
GPDWin届いた
— ボルボ13さん (@volvo_13_) 2016年10月29日
とりあえず色々と使ってみたけど
マウスが意外と使いやすい
ゲームも普通にサクサク動くし不満はございません pic.twitter.com/4JquNOl6A5
「GPD WIN」、どこのメーカーが作ってるの? GPD? 聞いたこともない、と訝しげに見る人も少なくなさそうですが、今回作ったリストに出てくるような機種を使っていた人にとっては、唯一無二の「神機」になりえますよ。
GPD WIN、意外と作りが良くて所有欲が満たされるし、CPUは高速で、ファンが付いてて排熱も安心、ジョイパッドはJoyToKeyと組み合わせて可能性が無限大で、完全に神機でしょこれ。
— Adachi Jiroichi (@adachi001) 2016年10月29日
GPD WIN 当初の目論見通りAbleton動くし、バッテリ7,8時間くらいは行けそうだし、コントローラーもしょぼいMIDIパッドくらいに使えるわで最高すぎる。で、iPhone7Plusサイズと。 pic.twitter.com/zzUj4N4a5N
— tip20916 (@tip20916) 2016年10月29日
そしてお試しで注文したUSB TypeC-DisplayPortケーブル届いたので、iPadモニターにGPD WINを繋いで見るテスト。 pic.twitter.com/BCc5FdOaYj
— ひろっぴい (@hiroppy2001) 2016年10月29日
「GPD WIN」には、使い込んで、使い倒して自分のものにする価値があります。当ブログでは、今後「GPD WIN」の活用について継続的に研究していこうと思っております。