小池知事 政治塾開講式「塾通じ候補者擁立も検討」

小池知事 政治塾開講式「塾通じ候補者擁立も検討」
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東京都の小池知事が立ち上げ、およそ2900人が参加することになった政治塾の開講式が30日に開かれ、小池知事が参加者に対し「批評家ではなくプレーヤーとして参加してもらえる方向を目指す」と述べ、塾を通じて、来年夏の東京都議会議員選挙などの候補者の擁立も検討していく考えを示しました。
東京都の小池知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」は、4800人余りの応募者から選ばれたおよそ2900人が参加することになり、30日、開講式を迎えました。

東京・東池袋にある大学の講堂で行われた式の冒頭、小池知事は「行政や政治のツボを学んでいただき、政治に対して思いをもっと高め、学びを深め、都政や政治そのものの質のグレードアップをする」と述べ、都政だけでなく日本の政治を変えることにつなげていきたいという考えを示しました。

そのうえで、「すばらしい都政、日本の政治を作るため、一人一人が批評家ではなくプレーヤーとして参加してもらえる方向を目指していきたい」と述べ、塾を通じて、来年夏の東京都議会議員選挙などの候補者の擁立も検討していく考えを示しました。

政治塾は来年春までのおよそ半年間、月に1度のペースで大学教授などを講師に招き開かれます。

「今のままなら政権に影響せず」

自民党東京都連の会長を務める下村幹事長代行は記者団に対し、「小池知事が、どう『小池塾』を活用するかということだろうが、今のままなら政権に影響することではないと思う。4000人を超える希望者が集まっているというのはすごいことだと思う。できたら、自民党の都連としても4000人くらい集まるような塾をどうすればやれるのか研究したい」と述べました。