父は昔から「働かざる者食うべからず」という思考の人だった。
おそらく私と兄が奨学金を借りてでも進学したいと言ったこと、母が子供がやりたいならそれを応援すると進学することを応援したこと。すべてが気に入らなかったのだと思う。
兄は私が高校に入るころ、無事に就職し遠方だったので家を出た。
私は専門学校を卒業したが就職難で就活がうまくいかず2年ほどフリーターを経て、ようやく去年就職した。
フリーターの間の父の風当たりはとても厳しかったし、休みの日に朝7時まで寝ているだけで早く起きて家事をしろと蹴り起こされることもあった。
父に就職したことを報告すると「絶対に、辞めるな」その言葉が返ってきた。
初めて就職したその会社はパワハラがひどく、残業代が出ないのにも関わらず長時間残業。
7時前に家を出て帰るのは23時頃。
先輩は仕事のことで質問すれば殴るし、会社の強制飲み会に行けば飲めないのに無理やりお酒を流し込まれてトイレにかけこむことになり
炎天下の中放り出されて雑用をさせられ、環境の美化のためと車道に落ちている吸殻を拾わされた。
今日も終電に間に合ったと一息ついた後「なんで私こんな会社に来ちゃったんだろう」と泣いた、
胃腸もほぼ動かなくなり、毎日下痢と嘔吐が続き髪もごっそりと抜けた。
それでもあの日の父の「辞めるなよ」という言葉や、1年もたたずに辞めるなんて…という気持ちから1年半は耐えた。
それでも、やっぱり今まで大事に大事に手入れしてきた髪がごっそりと抜けたのを見たとき「もう嫌だ」と思い、退職した。
同僚には「どうせ病気なんか嘘だ」とののしられ社長には「病気ならそのまま死ね」と怒鳴られながら帰った。
父にことのあらましを説明すると「2日間だけ時間をやるから、その間に体調を整えて家事をするように」と言われた。
それから3か月母に手伝ってもらいながらも、毎日家事をしていたがやはり体調が悪いこと、ハローワークに失業保険の手続きに行くことなどで家を空けることもあり完璧にはできなかった。
それが父はとても気に入らなかったらしく、烈火のごとく怒りだした。
まだ仕事は見つからないのか、失業保険はいつ終わるのか、なぜ家事ができないのか。
家の者は皆、8時間働いているのにお前はただ家にいて情けないと思わないのか。
私もさすがに悲しくなり「体壊して辞めているのに、そんな言い方はしないで」と反論してしまった。
それも父は気に入らなかったのか「体調が悪いなら一生寝ていろ、部屋から出てくるな。それぐらいしてから体を壊したと言え」と怒鳴った。
昔から父のことはあまり好きではなかったけれど、やはり父親だから就職してお金を貯めたら何かプレゼントしたかった。
辞めるなよと言われて、父のためにも頑張ろうと死に物狂いで働いた。
でも、父には何も伝わっていない。
私が体を壊したこと、精神的にも病んでしまったこと、今とても悲しいこと。
何一つとして父には伝わらない。
目の前の男性が父ではなく全く知らない人に見えた。
ただ、私はお父さんに「だいじょうぶなのか」と言ってほしかっただけなのに。
オナニーでもしようと思ってたのにげんなりした。なんちゅう文章書くんや君は
つい先ほどの話なので落ち込んでるから、 読みづらくてごめんなさい… オナニーしてくれていいですよ…(._.`)
「働かざるもの食うべからず」って言葉はよく誤解されるんだが、(1) 元は聖書(テサロニケの信徒への手紙 二:3-10)の言葉で、正確に言えば「働きたくない者は、食べてはならない」...