どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、アメリカ社会での発達障害の捉え方についてご紹介します。
発達障害のサポートはアメリカは進んでる
教育に携わる者として、発達障害に、とても興味がある。
注意欠陥・多動性障害(ADD/ADHD)や
自閉症スペクトラム(ASD)などの発達障害のサポートは、
やっぱりアメリカはすごい進んでると思う。
幼稚園や小学校から大学まで、
学習サポートシステムが素晴らしい。
うちの大学でも、発達障害をはじめとする
一般的な学生と異なるサポートが必要な学生に向けた
専門の事務所が大学内に設置されている。
個性として肯定
きちんとその分野での博士号を持った臨床の専門家が診断して、
周りがサポートすることで、
個性として自分も肯定して、
社会でも受け入れられるようになってると感じる。
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何から何までアメリカが一番というわけではないけれど、
ここは素直にアメリカの良い所だと思う。
私の大学での発達障害のサポートの仕方についても書きたい気もするけど、
長くなりそうなので、それはまた今度ゆっくり書きます。
シリコンバレー症候群
例えば、発達障害の一つと考えられているアルペルガー(自閉症スペクトラム)は
別名シリコンバレー症候群と言われるほどで、
ビル・ゲイツなどの多数の億万長者も含む。
スティーブ・ジョブズが
発達障害(たぶんアスペルガー)を患っていたのは、
アメリカでは有名だ。
この人のこういう完璧主義な部分とかは、
典型的なアスペルガーのタイプだと思う。
僕らの仕事は、責任を持ってユーザーに完璧な使用体験を提供することだ。満足いくレベルに達していないのなら、それは単純に僕らの過ちだ。
— スティーブジョブズ名言集 (@steeeevejobs) July 19, 2016
自分らしく生きられる社会が豊かな社会
日本の発達障害の人達への偏見は、
個性や多様性を認めない社会というのが大きいのではないだろうか。
アメリカでも発達障害の人も沢山いるが、
みんな社会で伸び伸び活躍している。
「少し変わっている個性的な人」も含めて
全ての人が自分らしく自由に生きられる社会が、
本当に豊かな社会なのではないか。
お互いの個性を認められる社会
自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。- ビル・ゲイツ -(米国の実業家、マイクロソフト社の創業者 / 1955~)
— 名言・格言 (@ijin_____meigen) July 19, 2016
発達障害(アスペルガー)だと言われているビル・ゲイツの言葉。
個性を活かせる社会環境作りが日本でも求められていると思う。
日本では人を判断するのに基準が、すごく画一的だ。
もっと豊かにお互いの個性を認められる社会の方が、絶対に生きやすいと思う。
「障害」か「個性」か?
今現在「発達障害」と呼ばれているものが、
本当に「障害」なのかどうかの議論も決着がついていない。
私は「障害」としてよりも
そういうタイプの人間の「個性」として捉える方が
個人の面でも、社会の面でも、価値的だと思うが、
その話は、また長くなるので、次回にまわします。
まとめ
という訳で、今回の記事では、
アメリカ社会での発達障害の捉え方についてご紹介しました。
結論としては、以下の3点です。
1)発達障害のサポートはアメリカは進んでる。
幼稚園や小学校から大学まで、
学習サポートシステムが素晴らしい。
2)発達障害を持った人間は、
ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどの
多数の億万長者も含む。
3)日本の発達障害の人達への偏見は、
個性や多様性を認めない社会というのが大きい。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。