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朴政権、学級崩壊状態…反日カードも切れず支持率最悪26% 「せめて経済くらいは最善尽くせ」
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率が26%に下落し、就任以来過去最低となった。すでに朴氏を見放したかのように「経済だけはちゃんとやれ」と批判を行う韓国紙もある。レームダック(死に体)と呼ばれて久しい朴政権。国内の不満を外にぶつけようにも打つ手はなく、「学級崩壊状態だ」との見方も浮上している。(夕刊フジ)
調査は11~13日に全国の成人1000人余りを対象に行われた。大統領支持率は、就任後最低タイだった前週の29%からさらに下落。逆に不支持率は59%で、前週から2ポイント増えた。
不支持の理由は「意思疎通の不足」(15%)や「経済政策」(14%)、「独善・独断的」(7%)などが目立った。政権運営に対する不満のほか、経済の先行きへの不安が支持を下げていることがうかがえる。
保守派とされる韓国紙の論評も手厳しい。中央日報(電子版)は社説で、「(朴氏は)偏った人事、硬直した政策、一方的な疎通を反省したり改善しようとする努力をしなかった」と批判。疑惑が報じられた側近を朴氏がかばったという評判があることに言及し、「国民は大統領のトレードマークである『原則と信頼』を疑い始めた」と指摘した。
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