ハロウィーン前に仮装した人で混雑 警察が警戒

ハロウィーン前に仮装した人で混雑 警察が警戒
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31日のハロウィーンを前に、東京・渋谷では、29日から30日未明にかけて、仮装した大勢の人たちで混雑し、警視庁が警戒に当たりました。大きなトラブルなどはありませんでしたが、路上などに多数のごみが放置されたままになっていました。
29日は、土曜日ということもあって、東京の渋谷駅周辺では、31日のハロウィーンにちなんで、仮装した若者や外国人などが大勢集まって混雑しました。混雑は30日の未明まで続き、警視庁は機動隊を出動させるなど数百人の態勢で警戒に当たりました。

駅前のスクランブル交差点では、「DJポリス」として知られる機動隊の広報班などが出て、信号が変わるまでに交差点を渡りきるよう呼びかけていました。また、混雑が激しくなったため、ハロウィーンでは初めて、29日午後8時半ごろからおよそ4時間にわたって、駅近くの車道の交通を規制して歩行者に開放しました。
警視庁によりますと、大きなトラブルはなく、けが人もいなかったということです。

一方で、歩行者に開放されていた車道や路上の植え込みなどあちこちに、空き缶や飲食物の容器、それに仮装に使われた衣装などのごみが多数、放置されたままになっていて、警察官がごみ拾いをしていました。

警視庁は30日夜やハロウィーンの31日の夜も都内の繁華街などは混雑する可能性があるとして、警戒を続けることにしていて、「交通ルールやマナーを守ってほしい」と呼びかけています。

警戒 大阪・ミナミでも

31日のハロウィーンを前に29日夜から30日朝にかけて大阪・ミナミの繁華街は仮装した人たちで混雑し警察が警戒に当たりました。

大阪・ミナミの道頓堀川にかかる戎橋の周辺にはゾンビのメイクやアニメのキャラクターの仮装をした人たちが集まり橋の上が人で埋め尽くされるほど混雑しました。集まった人たちは写真を撮るなどして楽しみ、友人と訪れた20代の女性は、「とても楽しいです。たくさん写真を撮って帰りたいです」と話していました。

しかし、30日午前0時45分ごろ。橋の上で20代の男性が転倒し救急車で搬送される場面もありました。男性は頭を打っており入院して手当てを受けているということです。
大阪市消防局によりますと30日午前4時までにミナミの繁華街では合わせて5人が体調不良などで救急車で搬送されたということです。

警察は29日夜から30日朝にかけては去年の3倍に当たるおよそ300人の態勢で雑踏の警戒や周辺の交通整理に当たりました。
警察はハロウィーンの31日まで警戒を続けることにしています。